てつ‐の‐ぼうふう【鉄の暴風】
第二次大戦末期の沖縄戦で、約3か月にわたって米軍の激しい空襲や艦砲射撃を受けたこと。無差別に多量の砲弾が撃ち込まれるさまを暴風にたとえたもの。 [補説]昭和25年(1950)に沖縄タイムス社の記...
てにはたいがいしょう【天爾葉大概抄/手爾波大概抄】
語学書。1冊。藤原定家著といわれたが、実際は鎌倉末期から室町初期の成立。「てにをは」の用法を説く。この種の研究書では最初のもの。
てら‐あずけ【寺預け】
室町末期から安土桃山時代にかけて、罪人を寺に預けて禁錮したこと。寺入(てらい)り。
てりは‐きょうげん【照葉狂言】
《「てには俄狂言」の音変化とも、照葉という女性が創始したからともいう》江戸末期から明治中期まで行われた寄席演芸。能や狂言に歌舞伎や俄(にわか)を交え、手踊り・俗謡などを取り入れたもの。女役者だけ...
てんぐ‐とう【天狗党】
江戸末期、水戸藩で、藩主徳川斉昭の藩政改革を機に結成された尊王攘夷の急進派。→筑波山事件
てんちゅう‐ぐみ【天誅組/天忠組】
江戸末期、吉村寅太郎・松本奎堂(けいどう)らが結成した尊王倒幕の急進派。文久3年(1863)元侍従中山忠光を擁して大和五條で挙兵したが、朝廷の政変により政情は一変し、追討の諸藩兵に敗れて壊滅。
てんのう‐せい【天皇制】
天皇が君主として国家を統治する体制。明治以後から第二次大戦の終戦に至る明治憲法下での体制。広義には、象徴天皇制を含めていうこともある。 [補説]大正末期に、日本共産党がはじめて用いたといわれる。
ディアボロ【(英)・(フランス)diabolo】
鼓の胴に似た形の独楽(こま)。くびれた部分に巻いた糸を左右の手で操って遊ぶ。明治末期に流行。空中独楽。
ディー‐エヌ‐エー‐アール【DNAR】
《do not attempt resuscitation》救命の可能性がきわめて低い終末期患者とその家族の意思にもとづき、心停止時に心肺蘇生処置を行わないこと。蘇生処置拒否。蘇生措置拒否。蘇生...
でげす
[助動][でげしょ|でげし|でげす|(でげす)|○|○]《江戸末期から明治初期にかけての男性語》体言に付く。「である」の意の丁寧表現。…です。…でございます。「今夜は炎暑でげすな」〈滑・七偏人・...