とくべつ‐こうとうけいさつ【特別高等警察】
明治末期から第二次大戦の敗戦まで、思想犯罪取り締まりに当たった警察。大逆事件を契機として、明治44年(1911)警視庁に特別高等課が設けられたのが最初で、昭和3年(1928)までには全国に設置さ...
とさ‐は【土佐派】
平安時代以来の大和絵の伝統を受け継いだ画派。室町前期、宮廷の絵所預(えどころあずかり)であった藤原行光が祖とされ、行広が土佐を名のって成立。室町後期の土佐光信によって隆盛をみた。漢画の狩野派と並...
とじめ【閉ぢめ】
《動詞「閉じむ」の連用形から》 1 物事の終わり。結末。終結。「こがらしの風のたつまでほころびぬ菊こそ花の—なりけれ」〈頼政集〉 2 生を終える時。臨終。末期(まつご)。「いまはの—を御覧ぜらる...
とっ‐こう【特攻】
1 特別に編制して攻撃すること。 2 特に、第二次大戦末期に行われた、旧日本陸海軍による体当たり自爆攻撃のこと。→特攻隊
とつがわ‐ごう【十津川郷】
奈良県、十津川沿岸一帯の地。南朝の遺跡が残る。また、江戸末期、天誅組(てんちゅうぐみ)が戦った地。
とりかえばやものがたり【とりかへばや物語】
平安末期の物語。3巻または4巻。現存本はいわゆる「古とりかえばや」の改作といわれる。作者未詳。権大納言の男君と女君は性質が男女逆なので、男君を女、女君を男として養育されるが、混乱を生じ、もとの姿...
トリニティー‐じっけん【トリニティー実験】
第二次大戦末期の1945年7月16日、米国ニューメキシコ州で行われた人類初の核実験。のちに実験で用いられたものと同型の原子爆弾「ファットマン」が日本の長崎市に投下された。
トロール‐ぎょぎょう【トロール漁業】
トロール網を機船で引き回して行う漁業。19世紀ごろ英国で発達。日本では明治末期に導入。
トワイライト【twilight】
薄明かり。たそがれ。また、終末期。
トーテンクロイツ【(ドイツ)Totenkreuz】
《死の十字架の意》重症の感染症などの末期に、体温の下降と脈拍数の増加を生じ、体温曲線と脈拍曲線が交差すること。