ホーム‐ケア【home care】
癌(がん)の末期患者などを自宅に戻し、医師や看護師が定期的に訪問して治療・看護を行う医療制度。自宅で家族と過ごすことの精神的充足と、医療費節減の意味がある。在宅看護。
ぼろ【梵論/暮露】
半僧半俗の物乞いの一種。鎌倉末期に発生。室町時代には尺八を吹いて物を乞う薦僧(こもそう)が現れ、のちの虚無僧(こむそう)はこの流れという。梵論字(ぼろんじ)。梵論梵論(ぼろぼろ)。
ポルトガル【Portugal】
ヨーロッパ南西部、イベリア半島西部にある国。正称、ポルトガル共和国。首都リスボン。前2世紀、ローマの属州となり、ルシタニアとよばれた。1143年に王国を建設、15、6世紀には東洋貿易で栄え、ブラ...
ポー‐ロメ【Po Rome】
ベトナム南部の都市ファンラン近郊にある遺跡。市街中心部より南約20キロメートルの小高い丘の上に位置する。チャンパー王国時代末期の17世紀に建造。赤煉瓦(れんが)造りの祠堂(しどう)があり、同王国...
まげ‐かけ【髷掛(け)】
日本髪で、女髷の根元にかける髪飾りの一。絹や縮緬(ちりめん)のほか、江戸末期には縮緬風の和紙が用いられた。髷結(ゆ)わい。手絡(てがら)。
ましこ‐やき【益子焼】
栃木県益子町から産する陶器。嘉永6年(1853)ごろ、大塚啓三郎の創始という。初めは日用雑器を焼いたが、大正末期に浜田庄司が独自の作風を始め、現在は民芸陶器として知られる。
まっぽう‐しそう【末法思想】
仏教の歴史観の一。末法に入ると仏教が衰えるとする思想。日本では、平安後期から鎌倉時代にかけて流行。平安末期の説によれば、永承7年(1052)に末法の世を迎えるとした。
まつ【末】
[音]マツ(呉) バツ(漢) [訓]すえ うら うれ [学習漢字]4年 〈マツ〉 1 物の端の方。物事の終わりの方。最後。果て。すえ。「末裔(まつえい)・末期(まっき)・末期(まつご)・末日・...
まつよい‐ぐさ【待宵草】
アカバナ科マツヨイグサ属の多年草。高さ50〜80センチ。茎は直立し、葉は線形で白い脈が目立ち、互生する。夏、黄色い4弁花をつけ、夕方開き、翌朝しぼんで黄赤色になる。南アメリカの原産で、日本には江...
まつ‐よう【末葉】
1 ある時代の終わりごろ。末期。「20世紀の—」 2 物事の大事でない部分。「生産者の責任はやはり—たるを免れぬ」〈河上肇・貧乏物語〉 3 子孫。末裔(まつえい)。ばつよう。「上総国の御家人高滝...