え‐の‐き【榎/朴】
アサ科の落葉高木。高さ20メートルに達する。葉は非相称の卵円形。初夏、淡黄色の雌花と雄花をつけ、秋に橙(だいだい)色で小豆大の甘い実を結ぶ。材は器具・薪炭用。江戸時代には街道の一里塚に植えられた...
かん‐ぼく【簡朴/簡樸】
[名・形動]簡略で素朴なこと。また、そのさま。「その歌のかずかずは、万葉の高古にして—なる」〈藤村・雅言と詩歌〉
こう‐ぼく【厚朴】
ホオノキの樹皮。漢方で、腹痛・下痢・嘔吐(おうと)などに薬用する。
しつ‐ぼく【質朴/質樸】
[名・形動]性格がすなおで律義なこと。また、そのさま。純朴。素朴。「—な人」 [派生]しつぼくさ[名]
じゅん‐ぼく【純朴/醇朴/淳朴】
[名・形動]かざりけがなく素直なこと。人情が厚くて素朴なこと。また、そのさま。「—な人柄」「地方の—な風習」 [派生]じゅんぼくさ[名]
そ‐ぼく【粗朴/粗樸】
粗末で飾り気のないこと。
そ‐ぼく【素朴/素樸】
[名・形動] 1 自然のままに近く、あまり手の加えられていないこと。単純で発達していないこと。また、そのさま。「—な遊び」「—な漁法」「—な疑問」 2 人の性質・言動などが、素直で飾り気がないこ...
とつ‐ぼく【訥朴】
[名・形動]「朴訥(ぼくとつ)」に同じ。「—な風采(ふうさい)」
ほお【朴/厚朴】
ホオノキの別名。《季 花=夏 実=秋》「壺にして深山の—の花ひらく/秋桜子」
ほお‐がしわ【朴柏/厚朴】
ホオノキの古名。「我が背子が捧(ささ)げて持てる—あたかも似るか青き蓋(きぬがさ)」〈万・四二〇四〉