あん【杏】
⇒きょう
あん‐ず【杏子/杏】
《「あんず(杏子)」は唐音》バラ科の落葉小高木。春、葉より先に梅に似た花が咲く。花は淡紅色、一重または八重。実は橙黄色で、生食し、干しあんずやジャムなどにもする。種子は漢方で杏仁(きょうにん)と...
いちょう【銀杏/公孫樹/鴨脚樹】
1 イチョウ科の裸子植物。一科一種。落葉高木で、高さ約30メートルに達する。葉は扇形で中央に裂け目があり、秋に黄葉する。雌雄異株。春、葉の付け根に、尾のような雄花、柄のある2個の胚珠(はいしゅ)...
いなせ‐いちょう【鯔背銀杏】
《形が鯔(いな)(ボラ)の背に似ているところから》江戸後期、江戸日本橋の魚河岸の若者たちが結ったまげ。
いわ‐いちょう【岩銀杏】
ミツガシワ科の多年草。本州中部以北の高山の湿原に自生。高さ約20センチ。葉の形はイチョウに似て、長い柄があり、根元から出る。夏、白い花をつける。みずいちょう。
おお‐いちょう【大銀杏】
1 イチョウの大木。 2 武士の髪形で、髷(まげ)の先をイチョウの葉の形に広げて結うもの。相撲では十両以上の力士が結う。
がくや‐いちょう【楽屋銀杏】
1 江戸時代、歌舞伎役者の髪形。かつらをかぶるのに便利なように、全体をあまり盛り上げずに結ったもの。 2 歌舞伎の立役がかぶるかつらの一。主に、口上、後見(こうけん)などに出る者が用いる。 3 ...
きょう【杏】
[人名用漢字] [音]キョウ(キャウ)(慣) アン(唐) [訓]あんず 果樹の名。アンズ。「杏仁(きょうにん・あんにん)・杏林/巴旦杏(はたんきょう)」 [難読]杏子(あんず)・銀杏(いちょう)...
ぎん‐なん【銀杏】
《「ぎんあん」の連声(れんじょう)。「あん(杏)」は唐音》 1 イチョウの別名。 2 イチョウの実。黄色で悪臭のある外種皮を土に埋めておくなどして取り去り、内部の核の仁(じん)を食用とする。《季...
ちち‐いちょう【乳銀杏】
《気根が乳房の形に似ているところから》乳の出ない女性が、乳が出るように願をかける銀杏の老木。また、それにまつわる伝説。