あかざ‐の‐つえ【藜の杖】
アカザの茎を乾燥させて作ったつえ。軽いので老人が用いた。
いき‐づえ【息杖】
駕籠(かご)かきや重い物を担ぐ人が、ひと休みするときに荷物を支えたり、からだのバランスをとったりするために使う長い杖。
いたどり【虎杖】
1 タデ科の多年草。山野に自生。高さ約1.5メートル。茎にはかすかな紅色の斑点があり、葉は卵形で先がとがる。雌雄異株。夏、白色または淡紅色の小花が円錐状につく。花が紅色のものを特に、明月草(めい...
う‐づえ【卯杖】
正月初の卯の日に、魔よけの具として用いる杖。柊(ひいらぎ)・桃・梅・柳などの木を5尺3寸(約1.6メートル)に切り、2、3本ずつ5色の糸で巻いたもの。昔、宮中では六衛府などから朝廷に奉った。《季...
かい‐じょう【戒杖】
山伏などが護身用に持って歩くつえ。錫杖(しゃくじょう)。
かせ‐づえ【鹿杖】
1 先が二またになったつえ。また、上端をT字形にしたつえ。撞木(しゅもく)づえ。「平足駄履き、—を突いて」〈平治・中〉 2 僧侶などが持つ、頭部に鹿の角をつけたつえ。わさづの。
かゆ‐づえ【粥杖】
正月15日に、望粥(もちがゆ)を煮るときに使う御薪(みかまぎ)で作った杖。これで子のない女性の腰を打つと男子が生まれるといわれた。粥の木。《季 新年》「—に冠落ちたる不覚かな/鳴雪」
きゅう‐じょう【鳩杖】
⇒はとのつえ
きゅうちゅう‐じょう【宮中杖】
「鳩杖(はとのつえ)」に同じ。
ぎ‐ちょう【毬打/毬杖】
⇒ぎっちょう