くび‐き【頸木/軛/衡】
1 車の轅(ながえ)の前端に渡して、牛馬の頸の後ろにかける横木。 2 自由を束縛するもの。「—を逃れる」
くみ‐あい【組合】
1 (組み合い)互いに組みついて争うこと。組み打ち。「取っ—」 2 共通の目的のために何人かが寄り合って仲間を作ること。また、その人々。組。「まさか一人じゃあるまい。—か」〈鴎外・普請中〉 3 ...
くみ‐あわ・せる【組(み)合(わ)せる】
[動サ下一][文]くみあは・す[サ下二] 1 二つ以上のものを取り合わせてひとまとまりにする。「何種類もの花を—・せた花束」 2 競技・勝負事などで戦う相手を決める。「力の接近したチームを—・せ...
雲(くも)無心(むしん)にして岫(しゅう)を出(い)ず
《陶淵明「帰去来辞」から。「岫」は山の洞穴の意》何事にも束縛されず、自然に従って悠々と生活することのたとえ。
クラスター‐ばくだん【クラスター爆弾】
《cluster bomb》複数の小型の爆弾を内蔵し、所定の高度で破裂させてそれらをまき散らす爆弾。第二次大戦での日本の都市攻撃用焼夷弾(しょういだん)はこの形式。集束爆弾。クラスター弾。CBU...
くらまてんぐ【鞍馬天狗】
謡曲。五番目物。鞍馬山の大天狗が源氏再興を目ざす牛若丸に兵法を授け、将来の助力を約束する。 大仏次郎(おさらぎじろう)の小説。大正13年(1924)から昭和40年(1965)にかけて四十数編...
クリプトクロム【cryptochrome】
光エネルギーの受容体として働く色素たんぱく質。青色光の吸収スペクトル型を示す。藍藻・緑藻から維管束植物まで広く存在し、植物の茎の伸長や花芽形成などに関与する。類似する物質が動物にも見つかっており...
くるま‐びん【車鬢】
《形が車の輻(や)に似ているところから》歌舞伎の鬘(かつら)の一。鬢の毛をいくつかに分けて束ね、油や漆で固めたもの。荒事(あらごと)の主人公や侠客(きょうかく)などに用いる。
くれない‐の‐はかま【紅の袴】
十二単などの女房装束で、成人女子が用いた紅染めの袴。緋(ひ)の袴。
くわい‐あたま【慈姑頭】
《クワイの芽が出た形に似ているところから》江戸時代、町医者などが結った髪形の一。総髪を後頭部で束ね、先を短く垂れ下げたもの。