出典:gooニュース
福島第1原発の溶融核燃料からウラン検出
東京電力福島第1原発2号機で11月に試験的に取り出した溶融核燃料(デブリ)から、ウランが検出されたことが23日、関係者への取材で分かった。
新型核燃料、試験装置を新設へ 原子力機構、東北大に
日本原子力研究開発機構が新型核燃料「事故耐性燃料(ATF)」の開発に使う試験装置を東北大に新設することが10日、分かった。来年3月にも完成させ、4月以降に本格運用する。2011年3月の東京電力福島第1原発事故後、国内外で導入を目指す動きが広がっており、実用化に向けた研究開発を加速させる。 福島第1原発は津波で冷却機能を喪失し、核燃料が溶け落ちた。
核燃料搬入後、内部初公開 青森、操業の中間貯蔵施設
青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設を運営するリサイクル燃料貯蔵(RFS)は3日、今年9月に東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)から燃料を受け入れた後初めて、内部を報道陣に公開した。施設は搬入後の最終検査を経て、11月6日に正式操業した。 燃料が置かれた貯蔵建屋は幅62メートル、奥行き131メートル、高さ28メートル。燃料は放射線の閉じ込めや遮蔽機能がある高さ約5.4メートルの
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かくねんりょうサイクル【核燃料サイクル】
1 ウラン鉱石の採鉱・製錬から、転換・濃縮・加工を経て核燃料として利用し、使用済み核燃料を再処理して、再び使用し、残りを廃棄するまでの一連の過程。核燃サイクル。原子燃料サイクル。 2 1の過程の中で、特に、原子力発電所から出る使用済み燃料を再処理して、ウランやプルトニウムなどの有用資源を回収し、再び燃料として使用すること。使用済み燃料から分離されたウランやプルトニウムはMOX燃料に加工され、プルサーマルや高速増殖炉で利用される。
かくねんりょうサイクルかいはつきこう【核燃料サイクル開発機構】
高速増殖炉を中心とした核燃料サイクル技術の開発・実用化を目的に、平成10年(1998)に動力炉・核燃料開発事業団を改組し設立された特殊法人。平成17年(2005)日本原子力研究所と統合し、日本原子力研究開発機構となる。JNC(Japan Nuclear Cycle Development Institute)。
かくねんりょうさいしょり【核燃料再処理】
使用済み核燃料から燃え残りのウランや新たに生成したプルトニウムを回収し、放射性廃棄物を貯蔵・処分できるように化学的処理をすること。単に再処理ともいう。