きょう【梟】
[音]キョウ(ケウ)(呉)(漢) [訓]ふくろう 1 フクロウ。「鴟梟(しきょう)」 2 たけだけしい。つよい。「梟悪・梟将・梟雄」 3 さらし首にする。「梟首」 [難読]梟帥(たける)
きょう‐あく【梟悪】
性質が非常に悪くて、人の道に背くこと。また、その人。「世已(すで)に澆季(ぎょうき)にして—のもの最も時を得たり」〈田口・日本開化小史〉
きょう‐しゅ【梟首】
[名](スル)斬首(ざんしゅ)した人の首を木にかけてさらすこと。また、その首。獄門。
きょう‐しょう【梟将】
勇猛な大将。猛将。
きょう‐ぼく【梟木】
さらし首をかけておく木。獄門台。
きょう‐ゆう【梟勇】
強く勇ましいこと。また、その人。
きょう‐ゆう【梟雄】
残忍で強く荒々しいこと。また、その人。悪者などの首領にいう。
さけ【梟】
フクロウの古名。〈和名抄〉
たける【梟帥/建】
古代、その地方に威を振るっていた勇猛な種族の長の称。「日本(やまと)—」「出雲—」
ふくろう【梟】
1 フクロウ科の鳥。全長約50センチ、全身灰褐色。目が顔の前面に並び、くちばしは短く、鉤(かぎ)状。夜、羽音をさせずに飛び、野ネズミやウサギなどを捕食する。ユーラシアの温帯・寒帯に広く分布。日本...