さいばら【催馬楽】
平安初期ごろに成立した歌謡の一。上代の民謡などを外来の唐楽の曲調にのせたもので、笏拍子(しゃくびょうし)・笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・竜笛(りゅうてき)・琵琶・箏(そう)を伴奏とする。歌詞は...
さいほう‐ごくらく【西方極楽】
「西方浄土」に同じ。
さかずき‐ごま【杯独楽】
杯の形をした独楽。
さ‐がく【左楽】
「左方(さほう)の楽」に同じ。⇔右楽。
さと‐かぐら【里神楽】
宮中の御神楽(みかぐら)に対し、各地の神社や民間で行われる神楽。笛・太鼓・銅拍子などの鳴り物に合わせ、仮面をつけて無言で舞う。神話などに取材したものが多い。《季 冬》「翌(あす)は又どこの月夜の...
さほう‐の‐がく【左方の楽】
雅楽で、平安初期の楽制改革以降、左方の楽人が担当した楽。中国系の唐楽を主に、インド系の林邑楽(りんゆうがく)などを含む。唐楽。左楽(さがく)。左方。
さる‐がく【猿楽/申楽/散楽】
1 平安時代の芸能で、一種のこっけいな物まねや言葉芸。唐から伝来した散楽(さんがく)に日本古来のこっけいな技が加味されたもの。相撲節(すまいのせち)や御神楽(みかぐら)の夜などの余興に即興で演じ...
さる‐ごう【猿楽】
《「さるがく(猿楽)」の音変化》 1 「さるがく」に同じ。「様々(やうやう)の箏(こと)、琵琶、舞、—を尽くす」〈梁塵秘抄口伝・一〇〉 2 おどけ。たわむれ。じょうだん。「口を引き垂れて、知らぬ...
さんかん‐がく【三韓楽】
上代に朝鮮半島から伝来した、新羅(しらぎ)・百済(くだら)・高句麗(こうくり)の楽舞。平安初期に高麗楽(こまがく)の名のもとに統合され、右方(うほう)楽舞の中心となった。
さん‐がく【散楽】
1 古代中国で、軽業・曲芸・奇術・幻術・こっけい物まねに類する西域起源の大衆的雑芸。公的な正楽・雅楽に対する俗楽。百戯。雑戯。 2 1が奈良時代に日本に伝来し、中世まで行われた軽業・曲芸・奇術・...