しかみ【顰み】
《動詞「しか(顰)む」の連用形から》 1 しかめっ面(つら)をすること。 2 能面の一。まゆを寄せ、きばをむき出した恐ろしい形相の鬼神面。「紅葉狩(もみじがり)」「羅生門」「土蜘蛛(つちぐも)」...
しき‐し【色紙】
1 和歌・俳句・書画などを書き記す四角い厚紙。五色の模様や金・銀の砂子などを施すものもある。伝統的な寸法は2種類あり、大は縦6寸4分(約20センチ)・横5寸6分(約17センチ)、小は縦6寸(約1...
しぐれ‐ごこち【時雨心地】
1 時雨の降りそうな空模様。 2 涙の出そうな気持ち。「大空は曇らざりけり神無月—は我のみぞする」〈拾遺・恋一〉
し‐げい【紙芸】
紙をすくときに、文字や模様を同時にすき込む技術。
しげ‐めゆい【滋目結い/繁目結い】
一面に絞り染めを施した総模様。
し‐しゅう【刺繍】
[名](スル)種々の糸を用いて、布地の表面に絵や模様を縫い表すこと。縫い取り。「ハンカチにイニシャルを—する」
しず【倭文】
《上代は「しつ」》カジノキや麻などを赤や青の色に染め、縞や乱れ模様を織り出した日本古代の織物。綾布(あやぬの)。倭文布(しずぬの)。倭文織(しずお)り。しずり。しどり。「ちはやぶる神の社(やしろ...
しずはた‐に【倭文機に】
[枕]倭文には乱れ模様が織り込まれているところから、「乱る」にかかる。「—乱れてぞ思ふ恋しさは」〈貫之集〉
し‐せん【詩箋】
漢詩を書くのに用いる紙。罫(けい)や模様のあるものなどが多い。吟箋(ぎんせん)。
した‐え【下絵】
1 下がきの絵。 2 刺繍(ししゅう)・染め模様などの図柄を生地や紙にかいたもの。 3 詩文などを書くための紙・絹などにあらかじめ描かれた絵。