おのえ‐やなぎ【尾上柳】
ヤナギ科の落葉高木。本州中部以北と四国の山野に自生。葉は細長く、若葉は白色の毛に覆われる。雌雄異株。初夏、穂状の花を斜め上向きにつけ、実は7月ごろ、風に乗って飛ぶ。樺太柳(からふとやなぎ)。
オハ【Okha/Оха】
ロシア連邦、サハリン州(樺太)北部の都市。サハリン島最北端に位置する。石油採掘により発展。
オホーツク‐かい【オホーツク海】
アジア大陸北東部・カムチャツカ半島・千島(クリル)列島・北海道・樺太(からふと)(サハリン)に囲まれる海。太平洋の縁海。ニシン・サケ・マス・カニ・コンブなどの好漁場。冬季には結氷する。
オホーツク‐ぶんか【オホーツク文化】
奈良・平安時代から鎌倉時代にかけて、北海道北東部、樺太(サハリン)南部、千島(クリル)列島など、オホーツク海沿岸に発達した狩猟・漁労文化。代表的な遺跡は、網走市のモヨロ貝塚。
オホーツコエ【Okhotskoe/Охотское】
ロシア連邦、サハリン州(樺太)の村。1945年(昭和20)以前の日本領時代には富内(とんない)と称した。ユジノサハリンスク(豊原)の南東約40キロメートル、トゥナイチャ湖(富内湖(とんないこ))...
かいたく‐し【開拓使】
明治2年(1869)、北海道・サハリン(樺太)の開拓のために設けられた機関。米国人ケプロンほか多数の外国人の指導で各種の開発事業を行った。明治15年(1882)廃止。
かいば‐とう【海馬島】
サハリン(樺太)の南西部の小島。西能登呂(のとろ)(クリリオン)岬の西約80キロメートルに浮かぶ。ロシア語名モネロン島。トドやアシカなどの海獣や、エトピリカをはじめとする海鳥が数多く生息する。1...
かいひょう‐とう【海豹島】
サハリン(樺太)の南東部、テルペニヤ岬の南方にある小島。オットセイの生息地。ロシア語名チュレーニー島。
からふと‐いぬ【樺太犬】
樺太(サハリン)原産の犬。中形で力が強く、性質は温和で、寒さに強い。日本の南極観測隊にそり引き犬として同行。からふとけん。
からふとじんじゃ‐あと【樺太神社跡】
ロシア連邦、サハリン州(樺太)の州都ユジノサハリンスク(旧豊原)にあった樺太神社の跡地。樺太唯一の官幣大社。旧参道の石段や宝物殿と思われる校倉造(あぜくらづくり)の建物が残っている。