おうぎ‐うり【扇売り】
1 近世、夏に扇の地紙を売り歩いた商人。注文があると、その場で紙を折って扇を作った。地紙売り。 2 近世、江戸で、元日未明から年玉用の扇を売り歩いた商人。
おう‐こう【横行】
[名](スル) 1 自由気ままに歩きまわること。「やくざが街を—する」 2 悪事がしきりに行われること。ほしいままに振る舞うこと。「汚職が—する」 3 横へ進むこと。横向きに歩くこと。「カニの—」
おうこう‐かっぽ【横行闊歩】
[名](スル)自由気ままに大手を振って歩くこと。また、ほしいままに振る舞うこと。「天下の大道を—する」
おうごんかめん【黄金仮面】
江戸川乱歩の長編推理小説。昭和5年(1930)から翌昭和6年(1931)にかけて「キング」誌に連載。フランスの作家マルセル=シュオブの短編「黄金仮面の王」から着想を得た作品。
おうだん‐ほどう【横断歩道】
車道を横断する歩行者のために、道路標識や道路標示で歩行範囲を定めてある道路区域。
おう‐て【王手】
1 将棋で、直接に王将を攻めたてる手。 2 最終的な勝利を得るまであと一歩の段階。相手の死命を制するような決定的な手段。「優勝に—をかける」
おう‐どう【王道】
1 儒教で理想とした、有徳の君主が仁義に基づいて国を治める政道。⇔覇道(はどう)。 2 《royal roadの訳語》安易な方法。近道。「学問に—なし」 3 物事が進むべき正当な道。「ミステリー...
おうらい‐もの【往来物】
平安末期から明治初期にかけて編集・使用された、一種の初歩教科書の総称。「明衡往来(めいごうおうらい)」に始まり、初めは手紙の模範文例集であったが、近世では項目も多様化し、寺子屋の教科書となった。
おお‐あし【大足】
1 大きな足。足の裏の広いこと。「ばかの—」 2 歩幅が大きいこと。おおまた。「—で歩く」 3 田下駄(たげた)。
おおいなるげんえい【大いなる幻影】
戸川昌子の長編ミステリー小説。昭和37年(1962)発表。同年の第8回江戸川乱歩賞を受賞した、著者の作家デビュー作。
《(フランス)La Grande Illusion》フランスの映画。19...