かい‐のう【皆納】
[名](スル)租税などを、残らず納めること。「年内に税金を—する」
かい‐む【皆無】
[名・形動]全く存在しないこと。全然ないこと。また、そのさま。「欠席者は—である」
[副] 1 残らず。ことごとく。「—損をしても宜しい」〈福沢・福翁自伝〉 2 (下に打消しの語を伴って)全...
かき‐あ・げる【書(き)上げる】
[動ガ下一][文]かきあ・ぐ[ガ下二] 1 すっかり書きおえる。「原稿を—・げる」 2 一つ一つ書き並べる。「残らず—・げる」
かき‐つく・す【書(き)尽(く)す】
[動サ五(四)] 1 書くべきことを残らず書く。思う存分に書く。「感想は手紙で—・した」 2 用紙などを全部使って書いてしまう。「手持ちのはがきを—・した」
かき‐はら・う【掻き払う】
[動ワ五(ハ四)] 1 勢いよく横に打ち振る。「白い薄雲が刷毛先(はけさき)で—・った痕(あと)の様に」〈漱石・三四郎〉 2 じゃまなものを除き去る。また、手で払う。払いのける。「涙のこぼるるを...
かくれ‐な・い【隠れ無い】
[形][文]かくれな・し[ク] 1 隠しようがなく表れている。それとはっきり分かっている。「真(しん)から飛んだ事を云ってしまったとの後悔が、—・く顔にあらわれる」〈左千夫・隣の嫁〉 2 残らず...
かけ‐さき【掛(け)先】
掛け売り代金を受け取るべき得意先。また、その代金。「二葉やのお角(かく)に心(しん)から落込んで、—を残らず使い込み」〈一葉・にごりえ〉
数(かず)を尽(つ)く・す
(多く「数を尽くして」の形で)ある限りすべてにわたる。残らずする。「春の花の木、—・して植ゑ」〈源・少女〉
かり‐あ・げる【刈(り)上げる】
[動ガ下一][文]かりあ・ぐ[ガ下二] 1 頭髪の後ろの部分を下から上へ刈っていく。「髪を短く—・げる」 2 残らず刈ってしまう。刈り終わる。「稲をすっかり—・げる」
かん‐のう【完納】
[名](スル)納めるべき金銭・物品などを、残らず納めること。「学費を—する」