あげ‐おとり【上げ劣り】
元服して髪を上げて結ったとき、顔かたちが以前に比べて見劣りすること。⇔上げ優(まさ)り。「きびはなるほどは、—やと、疑はしく思(おぼ)されつるを」〈源・桐壺〉
あげ‐しょうもん【上証文】
江戸時代、裁判で原告・被告双方が判決に服する旨を書いて提出した書面。請証文(うけしょうもん)に比べて詳しく記され、地所出入り・水論など重要な訴訟に用いられた。
アコースティックチューブ‐イヤホン【acoustic tube earphone】
トランシーバーなどの受信音声を中空の管によって伝達し、先端部を耳に差し込んだりかぶせたりしてその音声を聞くための器具。イヤホンに比べ、音楽などの聴取には向かないが、人の声が聞き取りやすいという利...
あさ‐えびす【朝恵比須】
1 恵比須神社に朝参りすること。 2 商家で、早朝の客を恵比須神に見立てて、その日の縁起を祝っていう語。
あさひな【朝比奈】
姓氏の一。中世・近世は「あさいな」とも。 [補説]狂言の曲名別項。→朝比奈「朝比奈」姓の人物朝比奈秋(あさひなあき)朝比奈隆(あさひなたかし)朝比奈知泉(あさひなちせん)朝比奈泰彦(あさひなやす...
あさひな【朝比奈】
狂言。閻魔(えんま)王が六道の辻で亡者を待っていると、朝比奈三郎(義秀)が来るが、逆に負かされ、極楽浄土に案内させられる。
あさひな‐きりどおし【朝比奈切通し】
神奈川県鎌倉市と横浜市金沢区を結ぶ切通し。鎌倉七口の一。名は一説に、朝比奈義秀の武勇にちなんだものという。
あさ‐め【浅め】
比較的浅いと感じる程度・状態。「バックホームに備えて—に守る」⇔深め。
あし‐こし【足腰】
1 足と腰。下半身。 2 (比喩的に)組織や団体などの活動を支えるメンバーの意欲と資金力。「—の強い企業」「地方支部の—を強化する」
あし‐ばや【足早】
[名・形動] 1 歩くのが速いこと。また、そのさまやそういう人。「—に通りすぎる」 2 (比喩的に)時がすばやく経過すること。また、そのさま。「桜の季節が—に通り過ぎていく」