あ‐ねったい【亜熱帯】
気候帯の一。熱帯に次いで温暖で、緯度でほぼ20〜30度の間の地域。ケッペンの気候区分の乾燥帯と温帯の一部にあたる。
おんたいかう‐きこう【温帯夏雨気候】
ケッペンの気候区分による温帯気候の一。符合はCw。温暖湿潤気候に似るが冬と夏とで乾湿の差が大きく、最多降雨月の降雨量が最少月の10倍以上。華南・四川・ヒンドスタン平原・アフリカ中南部・アンデス山...
おんたい‐きこう【温帯気候】
中緯度地域の、適度な温度と降雨に恵まれ四季の変化が明らかな気候。最寒月の平均気温がセ氏18度とセ氏零下3度の間で、最暖月の平均気温がセ氏10度以上をいう。ケッペンの気候区分における符合はC。温暖...
おんだんしつじゅん‐きこう【温暖湿潤気候】
ケッペンの気候区分による温帯気候の一。符合はCfa。気温の年較差が大きく、夏は多雨で冬は乾燥する。本州以南の日本・華中・黒海沿岸・南アフリカ東海岸・アメリカ南東部・南米中東部・オーストラリア東海...
かんそう‐きこう【乾燥気候】
雨量が少ないため樹木が生育せず、最暖月の平均気温がセ氏10度以上の気候。ケッペンの気候区分における符合はB。より乾燥し植物が見られない砂漠気候(BW)とやや湿潤なステップ気候(BS)に分けられる。
かんたい‐きこう【寒帯気候】
地球上で最も寒冷な気候。最暖月の平均気温がセ氏10度以下で、1年を通して寒い。ケッペンの気候区分における符合はE。ツンドラ気候(ET)と氷雪気候(EF)に分けられる。
きこう‐がた【気候型】
特徴によって分類した気候の型。気候因子に着目して大陸性気候・海洋性気候・高山気候などに分ける。また、ケッペンの気候区分では、植生分布をもとにして熱帯雨林気候・ステップ気候・砂漠気候などに分ける。
きこう‐くぶん【気候区分】
対象地域の気候を、気温や湿度・植生・地形などを元に気候区・気候型に分類する方法。ケッペンの気候区分が最も広く知られる。
きこう‐ず【気候図】
各地の気候を白地図上に表した図。気候要素ごとに作られる気温図・降水量図や気候区分図など。
ケッペン‐の‐きこうくぶん【ケッペンの気候区分】
ケッペンが1918年に考案した世界の気候区分法。植物分布に注目し、熱帯気候(符合A)・乾燥気候(B)・温帯気候(C)・冷帯気候(D)・寒帯気候(E)に区分した。