あきんど‐かたぎ【商人気質】
利益に敏感な、また、信用を大切にするなど、商人らしい気性。しょうにんかたぎ。
ウィーンかたぎ【ウィーン気質】
《原題、(ドイツ)Wiener Blut》ヨハン=シュトラウス2世の管弦楽によるワルツ。1873年、フランツ=ヨーゼフ1世の娘ギーゼラとバイエルン王子レオポルトの婚礼の際に初演。
かた‐ぎ【気質/形気/容気】
《「形木」から》 1 身分・職業・年齢層・環境などを同じくする人たちの間にみられる、特有の気風・性格。「職人—」「昔—」 2 習わし。慣習。「アル程ノ宝ヲ奉ラルル—ガゴザッタ」〈天草本伊曽保・イ...
き‐しつ【気質】
1 気だて。気性。かたぎ。「母方から流れる芸術家の—」 2 中国で、万物を構成する物質である気によって形成される物の性質。特に宋(そう)学では、人間がそれぞれ別にもつ身体的、精神的な性質をいう。...
さむらい‐かたぎ【侍気質】
武士独特の気性。武士に共通した、格式ばったもの堅い気質。
しょうばい‐かたぎ【商売気質】
商人に特有の気質。金銭上の利害に鋭敏な気質。
しょくにん‐かたぎ【職人気質】
職人に特有の気質。自分の技能を信じて誇りとし、納得できるまで念入りに仕事をする実直な性質。
せけんむすこかたぎ【世間子息気質】
浮世草子。5巻。江島其磧(えじまきせき)作。正徳5年(1715)刊。町人の息子の性癖や行動などを類型的に描いた15話からなる。気質物(かたぎもの)の最初の作品。
つりしかたぎ【釣師気質】
幸田露伴の釣り仲間としても知られる編集者、石井研堂による随筆集。アマチュア釣り談義としては最初期のもので、明治39年(1906)の刊行。
とうせいあきうどかたぎ【当世商人気質】
饗庭篁村の長編小説。明治19年(1886)読売新聞に連載、同年刊行。