すいぎん‐ちゅう【水銀柱】
水銀圧力計・水銀温度計などで、細いガラス管に入っている水銀。その高さにより圧力や温度が示される。
すいぎん‐ちゅうどく【水銀中毒】
水銀または水銀化合物を吸収することによって起こる障害。急性の場合は尿毒症など腎臓疾患を起こし、慢性の場合は中枢神経の障害が起こる。→水俣病(みなまたびょう)
すいぎんちゅう‐ミリメートル【水銀柱ミリメートル】
圧力の単位。血圧・頭蓋内圧・眼圧など、生体内の圧力の計量に用いられる。非SI単位。古くは「高さ1ミリメートルの水銀柱が底面に及ぼす圧力」と定義されていたが、現在は「パスカルの760分の10万13...
すいぎんでんせつ【水銀伝説】
塚本邦雄の歌集。昭和36年(1961)刊。
すいぎん‐でんち【水銀電池】
減極剤として酸化水銀を使った乾電池。正極に酸化水銀と黒鉛粉末、電解液に水酸化カリウム、負極に亜鉛を用いる。起電力は約1.3ボルト。小型で軽量。カメラ・時計・補聴器などに使用される。水銀乾電池。R...
すいぎん‐とう【水銀灯】
水銀蒸気を封入した真空管内のアーク放電によって生じる発光を利用する電灯。低圧のものは紫外線が非常に強いので蛍光灯・殺菌灯などに、高圧のものは青白色の強い光を放つので野外照明・映写光源などに使用。...
すいぎん‐なんこう【水銀軟膏】
水銀に無水ラノリン・豚脂・牛脂などを混ぜて作った軟膏。梅毒治療、ケジラミ駆除などに用いられた。
すいぎんにかんする‐みなまたじょうやく【水銀に関する水俣条約】
⇒水俣条約
すいぎん‐ほう【水銀法】
陰極に水銀を、陽極に炭素を用いて食塩水を電解し、塩素と水酸化ナトリウムを製造する方法。
はらや【水銀粉/軽粉】
おしろいの一。水銀に明礬(みょうばん)を加えて製したもの。伊勢国飯南郡射和村から産した。伊勢おしろい。「毎年太夫殿から御祓箱に鰹節一連、—一箱」〈浮・胸算用・一〉