ご‐ぶさた【御無沙汰】
[名](スル)相手を敬って、その人への「無沙汰」をいう語。あなたさまへの無沙汰の意。長らく訪ねなかったり、便りをしないままでいたりすること。また、それをわびるあいさつに用いる語。「久しく—してい...
さいばん‐ざた【裁判沙汰】
裁判所に訴え、訴訟事件として争うこと。「争いが—になる」
さ‐た【沙汰】
[名](スル)《「沙」は砂、「汰」はより分ける意》 1 物事を処理すること。特に、物事の善悪・是非などを論じ定めること。裁定。また、裁決・裁判。「地獄の—も金次第」 2 決定したことなどを知らせ...
ざつむ‐さた【雑務沙汰】
中世、幕府の裁判制度で、売買・貸借関係などの民事訴訟。
しょむ‐さた【所務沙汰】
鎌倉・室町時代、所領問題に関する訴訟の裁判。
たずね‐さた【尋ね沙汰】
取り調べをして処置すること。「一々に召し取って—つかまつるべし」〈平家・二〉
たてよこ‐ざた【縦横沙汰】
かれこれの評判。いろいろの取り沙汰。「—を聞きふれて」〈浄・淀鯉〉
てもち‐ぶさた【手持(ち)無沙汰】
[名・形動]することがなくて間(ま)がもたないこと。また、そのさま。「仕事がないので—だ」
でんど‐ざた【出ん所沙汰】
おおやけの裁判などに持ち込まれること。おもてざた。裁判沙汰。「四の五のあれば、いやともに—」〈浄・忠臣蔵〉
とり‐ざた【取(り)沙汰】
[名](スル)《古くは「とりさた」》 1 あれこれとうわさすること。また、そのうわさ。「とかくの—がある」「世間で—する」 2 取り扱って処理すること。「軍勢の兵粮(ひゃうらう)已下(いげ)の事...