うき【浮き/浮子/泛子】
1 浮くこと。また、浮く具合。 2 釣りで、当たりを知るために、またえさを所定の深さに置くために、釣り糸につける浮標。棒うき・玉うき・電気うきなどがある。 3 水中に敷設した漁網の位置を知るため...
うき‐あが・る【浮(き)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 水中から水面に現れ出る。「難破船が—・る」 2 空中に持ち上がる。今までついていた地面などとの間にすきまができる。「気球が—・る」「地震で土台が—・る」 3 周囲から遊離し...
うきあげ‐ぼり【浮(き)上げ彫(り)】
「浮き彫り1」に同じ。
うき‐あし【浮(き)足】
1 つま先だけが地面につき、かかとが上がっている状態。相撲などでもいう。「砂でざらざらする青畳の上を—で歩きながら」〈秋声・足迹〉 2 落ち着かないさま。逃げ足・逃げ腰となること。「一家が総て—...
うきあし‐だ・つ【浮(き)足立つ】
[動タ五(四)]《「うきあしたつ」とも》 1 不安や恐れで落ち着きを失う。逃げ腰になる。「倒産のうわさに社員が—・つ」 2 俗に、期待で浮かれた気持ちになり、そわそわする。「開幕を前に—・ってい...
うき‐あしば【浮(き)足場】
水面に浮かべた箱船などの上に組み立てた足場。
うき‐いし【浮(き)石】
1 軽石(かるいし)。 2 河床にある石で、一部が河底から離れ、下を水が流れているもの。 3 くずれやすく不安定な状態に積み重なっている石や岩。 4 囲碁で、根拠がなく孤立していて、相手にねらわ...
うき‐い・ず【浮き出づ】
[動ダ下二] 1 形・模様などが、下地や背景から区別されてはっきり見える。浮き出る。「船越の西丘と、対岸の船山の明神の森とは…、夏の夕暮の静かな碧の空の中に—・でていて」〈花袋・野の花〉 2 表...
うき‐いね【浮(き)稲】
イネの品種で、水位が上昇したとき、急速に生長して葉や穂先を水面に出すことのできるもの。草丈は数メートルから十数メートルになることもある。東南アジアなど洪水の多い低湿地で栽培される。
うき‐うお【浮(き)魚】
海の表層や中層上部にいる魚。イワシ・サバ・アジ・カツオ・イカナゴなど。⇔底魚(そこうお)。