もえ‐わた・る【萌え渡る】
[動ラ四]草木が一面に芽吹く。ことごとく芽ぐむ。「—・る草木もあらぬ春辺には」〈宇津保・春日詣〉
いき‐わた・る【行(き)渡る】
[動ラ五(四)]⇒ゆきわたる
ゆき‐わた・る【行(き)渡る】
[動ラ五(四)] 1 広い範囲にもれなく届く。隅々にまで及ぶ。いきわたる。「全家庭に—・る」 2 世間に広く普及する。いきわたる。「宣伝が—・る」 3 行って渡る。渡り行く。「にはたづみ川—・り...
よ‐わた・る【世渡る】
[動ラ四]生計を立てる。生活をしていく。「木枯(こがらし)や何に—・る家五軒」〈蕪村句集〉
よ‐わた・る【夜渡る】
[動ラ四]夜の間に通る。夜間に渡っていく。「天の原雲なき夕(よひ)にぬばたまの—・る月の入らまく惜しも」〈万・一七一二〉
世(よ)を渡(わた)・る
生活する。暮らしていく。「幼いので—・る術(すべ)を知らない」
わた・る【渡る/渉る】
[動ラ五(四)] 1 間を隔てているものの一方から他方へ越えていく。「浅瀬を歩いて—・る」「橋を—・る」「廊下を—・る」 2 船や飛行機で海外へ行く。また、海外から来る。鳥が繁殖地と越冬地の間を...