さくら‐ずみ【佐倉炭/桜炭】
千葉県佐倉地方に産するクヌギからつくる炭。上質とされ、茶の湯などに用いられる。 [補説]「桜」は当て字。
さくら‐づけ【桜漬(け)】
1 ヤエザクラの花を塩漬けにしたもの。熱湯を注ぎ、桜湯として飲む。《季 春》「いと軽き石のおもしや—/虚子」 2 ダイコン・カブなどを赤梅酢で漬けたもの。
さくら‐ゆ【桜湯】
塩漬けにした桜の花に熱湯を注いだ飲み物。婚礼などのめでたい席で茶の代わりに用いる。《季 春》
ささ‐ゆ【酒湯/笹湯】
江戸時代、疱瘡(ほうそう)が治ったあとの子供に浴びさせた、酒をまぜた湯。また、その湯を浴びること。笹の葉を湯に浸してふりかけたともいう。さかゆ。
さし‐なべ【銚子】
注ぎ口のある鍋。さすなべ。「—に湯沸かせ子ども櫟津(いちひつ)の檜橋(ひばし)より来む狐に浴むさむ」〈万・三八二四〉
さし‐ゆ【差(し)湯】
[名](スル)湯をさし足すこと。また、その湯。茶の湯では、少ない湯で点てた茶に湯をさし足すこと。「洗面器の湯に—する」
させます
[助動][させまさ(させましょ)|させまし|させます|させます|させませ|させませ(させまし)]《尊敬の助動詞「さす」に動詞「おはします」の付いた「させおはします」の音変化。室町時代語》動詞の上...
さだめ‐がき【定書】
1 江戸時代、幕府や諸藩が出した法令・規則。また、それを「定書」または「定」と題して記し掲示したもの。法度書(はっとがき)。おさだめがき。 2 商店などで規則または商品の種類・価格などの箇条を記...
さ‐つう【茶通/茶桶】
茶の湯で、薄茶を入れる器。円筒形でふたが浅く、多くは漆器。ちゃおけ。
さと‐みこ【里巫女】
村里の神社に奉仕し、里神楽(さとかぐら)を舞うみこ。「—が御湯(みゆ)だて笹(ささ)のそよそよに靡(なび)き起き伏しよしや世の中」〈金槐集〉