かまくら‐じだい【鎌倉時代】
鎌倉幕府が置かれていた武家政権時代の称。ふつう、文治元年(1185)源頼朝が守護・地頭を設置したときから、元弘3年(1333)北条高時が滅亡するまでの約150年間をいうが、始期については諸説がある。
かまくら‐ばくふ【鎌倉幕府】
源頼朝が鎌倉に開いた日本最初の武家政権。鎌倉には侍所(さむらいどころ)・政所(まんどころ)・問注所、地方には全国的に守護・地頭を置いたほか、六波羅探題・鎮西(ちんぜい)探題・奥州総奉行などを置い...
カルタゴ【Carthago】
アフリカ北部、現在のチュニジアにフェニキア人が建設した古代植民都市。紀元前6世紀以来繁栄したが、ローマと地中海の覇権を争い、前146年、第三次ポエニ戦争で滅亡。首都チュニスの北郊にその遺跡があり...
かん【漢】
中国古代の王朝。前202年、高祖劉邦(りゅうほう)が建国。長安を都とする前漢(西漢)と洛陽を都とする後漢(東漢)とに分かれる。両者の間に、王莽(おうもう)が建国した新による中断がある。22...
きたばたけ【北畠】
姓氏の一。
村上源氏。源通親の孫の中院雅家(なかのいんまさいえ)が洛北北畠に住み改姓。その曽孫の親房(ちかふさ)が南朝の重鎮として活躍。顕能(あきよし)から代々伊勢国守。天正4年(1576)...
ぎしんなんぼくちょう‐じだい【魏晋南北朝時代】
中国で、後漢が滅亡し、魏・呉・蜀の三国が分立した220年ごろから、隋が全土を統一した589年に至る約370年間の時代。江南に興った南朝の四国と呉・東晋を合わせて六朝(りくちょう)という。
クイクイルコ‐いせき【クイクイルコ遺跡】
《Cuicuilco》メキシコ、メキシコシティー南部にある古代遺跡。紀元前にさかのぼる、メキシコ高原最古の遺跡として知られる。紀元150年から200年にかけて起きたシトレ火山の噴火により滅亡。
踵(くびす)を回(めぐ)らすべからず
《「史記」呉起伝から》かかとをめぐらすほどの時間もない。すぐある事態になってしまう。「もし合戦を致さば、叡岳の滅亡—」〈平家・七〉
グプタ‐ちょう【グプタ朝】
《Gupta》ガンジス川中流域のマガダ地方から興り、北インドを支配した王朝。320年、チャンドラグプタ1世がパータリプトラを都として建国。4世紀末ごろから最盛期を迎え、文学・哲学・宗教・美術が栄...
げんこう‐の‐へん【元弘の変】
元弘元年(1331)、後醍醐天皇が企てた鎌倉幕府討伐の計画。未然に露見し、天皇は笠置(かさぎ)寺や有王山中に逃れたが、翌年捕らえられ、隠岐(おき)に流された。幕府滅亡の直接の動因となった。