あぜ‐ぬり【畦塗(り)】
田の水の漏れるのを防ぐために、壁土状にした土を鋤(すき)などで畦に塗って固めること。くろぬり。《季 春》「—の深田踏みぬく音ひびく/林火」
おちば‐ごろも【落ち葉衣】
1 木の間を漏れる月光が着衣の上に葉影を落として、落ち葉を散らしたように見えるもの。一説に、落ち葉を集めてつづった仙人の着物。「秋の夜の月の影こそ木のまより—と身にうつりけれ」〈後撰・秋中〉 2...
かご‐みみ【籠耳】
《籠に入れた水が編み目から漏れるところから》聞いてもすぐ忘れてしまうこと。「身は聞き下手のしかも—」〈徳和歌後万載集・一一〉
き‐きゅう【欷泣】
[名](スル)すすり泣くこと。欷歔(ききょ)。「—する声が漏れる」
き‐づかい【気遣い】
1 あれこれと気をつかうこと。心づかい。「どうぞお—なく」 2 よくないことが起こるおそれ。懸念。「情報が漏れる—はない」
く・く【漏く】
[動カ四]漏れる。間をくぐり抜ける。「春の野の繁み飛び—・く鶯(うぐひす)の」〈万・三九六九〉
コムセック【COMSEC】
《communications security》軍事用語で、通信保全。通信が敵に漏れるのを防ぐこと。
こんごうせい‐にょうしっきん【混合性尿失禁】
せきやくしゃみなどで腹に力が加わったときに尿が漏れる腹圧性尿失禁と、急に強い尿意を感じて尿が漏れる切迫性尿失禁の両方が混在する尿失禁のこと。
さつま‐びきゃく【薩摩飛脚】
1 薩摩国へ行く飛脚。 2 《江戸時代、薩摩藩が国情の漏れるのを恐れて領内に入った他国の者の出国を許さなかったことから》行ったきりで帰らないことのたとえ。
猿(さる)も木(き)から落(お)ちる
木登りがじょうずな猿でも時には誤って落ちる。その道にすぐれた者でも、時には失敗することがあるということのたとえ。弘法にも筆の誤り。上手(じょうず)の手から水が漏れる。