どうぞく‐たい【同族体】
一つの一般式で示すことができ、化学的性質が互いに類似した一連の有機化合物。メタン系炭化水素に属するメタン・エタン・プロパンなど。
どうぞく‐れつ【同族列】
一つの一般式で示すことができる、化学的性質が互いに類似した一連の有機化合物の系列。メタン・エタン・プロパンが属するメタン系炭化水素などをさす。また、この系列に含まれる各化合物を同族体という。
ナフタレン【naphthalene】
芳香族炭化水素の一。コールタールを精製して得られる、昇華性の白色のうろこ状結晶。特有のにおいがある。防虫・防臭剤に用いるほか、有機化学合成の原料として広く用いられる。化学式C10H8 ナフタリン。
ナフテン【naphthene】
石油に含まれるシクロアルカン(環状構造をもつ飽和炭化水素)の総称。代表的なものとしてシクロヘキサンが知られる。ナフテン系炭化水素。シクロパラフィン系炭化水素。
ニトリル【nitrile】
1 炭化水素基の炭素原子にシアノ基-C≡Nが結合した化合物。カルボニトリル。 2 一価の基、NO2のこと。
ニトロたかんほうこうぞく‐たんかすいそ【ニトロ多環芳香族炭化水素】
多環芳香族炭化水素(PAH)が大気や有機物中の窒素と結合してニトロ化した物質の総称。化石燃料などの燃焼によって副生成する。大気汚染の原因である浮遊粒子状物質(SPM)になるほか、発癌(はつがん)...
ノルマル‐パラフィン【normal paraffin】
パラフィン系炭化水素の一つ。融解潜熱や生分解性が高く、空調システムの蓄熱材や界面活性剤の原料として利用される。
ハイドロカーボン【hydrocarbon】
⇒炭化水素
はつがん‐ぶっしつ【発癌物質】
癌を発生させる物質。動物実験で比較的短期に高率に発生させることのわかった化学物質。ベンツピレンなどの芳香族炭化水素やアゾ化合物・クロム化合物など。発癌性物質。癌原性物質。
パラフィン【paraffin】
1 石油から分離された白色半透明の固体。炭素数16〜40のメタン系炭化水素の混合物。融点はセ氏50〜75度くらいで、水をはじく性質がある。ろうそく・マッチ・クレヨンなどの原料とする。石蝋(せきろ...