いんぎん‐ぶれい【慇懃無礼】
[名・形動]表面は丁寧で礼儀正しいように見えるが、実は尊大で無礼なこと。また、そのさま。慇懃尾籠(いんぎんびろう)。「—な態度」
ごうがん‐ぶれい【傲岸無礼】
[名・形動]「傲岸不遜」に同じ。
ごうまん‐ぶれい【傲慢無礼】
[名・形動]「傲岸不遜」に同じ。
なめ【無礼】
[形動][文][ナリ]《形容詞「なめし」の語幹から》無礼であるさま。無作法。「座客の—なるを厭いてか」〈鴎外・うたかたの記〉
ぶ‐れい【無礼】
[名・形動]《古くは「ぶらい」「むらい」とも》礼儀にはずれること。また、そのさま。失礼。不躾(ぶしつけ)。無作法。「—な態度をとる」 →失礼[用法]
む‐らい【無礼】
「ぶれい(無礼)」に同じ。「—の罪はゆるされなむや」〈源・常夏〉
ろくがつ‐ぶれい【六月無礼】
陰暦6月は暑さが厳しいので、服装を略式にする無礼は許されること。「—とて紐解かせ給ひ」〈長門本平家・二〉