ぶどう‐じん【無道人/不道人】
《「ぶとうじん」とも。「不道人」の場合は「ふどうじん」とも》「不当人(ふとうじん)」に同じ。「三箇の荘を押領し、返し与へぬ—」〈伎・霊験曽我籬〉
ぶ‐なん【無難】
[名・形動] 1 危険のないこと。また、まちがいのないこと。また、そのさま。無事。「—な日を送る」「貴重品は持って行かないほうが—だ」 2 欠点のないこと。特にすぐれているわけではないが、格別の...
ぶ‐にん【無人】
[名・形動]人がいないこと。人数の少ないこと。人手の足りないこと。また、そのさま。「—で淋しくって困るから」〈漱石・こゝろ〉
ぶにん‐がん【無人岩】
⇒ボニナイト
ぶ‐にんそう【不人相/無人相】
[名・形動ナリ]顔に愛敬のないこと。また、そのさま。「—な娘だね」〈伎・日月星享和政談〉
ぶ‐ねん【不念/無念】
[名・形動]注意が足りないこと。考えが足りないこと。また、そのさま。不注意。「お前さんに黙って公債証書を民蔵に渡したのは妾の—だが」〈魯庵・社会百面相〉
ぶ‐ふうりゅう【無風流/不風流】
[名・形動]風流でないこと。趣味を解さないこと。また、そのさま。「—な人」
ぶ‐へんじ【不返事/無返事】
[名・形動]いやいやながら返事をすること。また、そのさま。なま返事。「—に、もぢもぢしてぞ上がりける」〈浄・重井筒〉
ぶ‐ようじん【不用心/無用心】
[名・形動]《「不用心」の場合は「ふようじん」とも》 1 用心が足りないこと。警戒を怠ること。また、そのさま。「戸締まりの—な家」 2 物騒なこと。また、そのさま。「夜道の一人歩きは—だ」
ぶ‐らい【無頼】
[名・形動] 1 正業に就かず、無法な行いをすること。また、そのさまや、そのような人。「—な(の)輩(やから)」 2 頼みにするところのないこと。「単孤—の独人になりて」〈十訓抄・二〉