む‐へんさい【無辺際】
[名・形動]広大で果てのないこと。また、そのさま。無辺。「縹渺と—に拡がって居る海を」〈菊池寛・俊寛〉
むへん‐せかい【無辺世界】
1 仏語。無限の世界。虚空のこと。また、限りなく多く存在する仏の世界をいう。 2 あてのない方向。とんでもない方向。「的のあたりにだに近く寄らず、—を射給へるに」〈大鏡・道長上〉
む‐へんたい【無変態】
昆虫の変態の一型。成長の過程でほとんど形態が変化せず、脱皮を繰り返すことで大きくなる。シミ・イシノミなどにみられる。→完全変態 →不完全変態
むへん‐ほうかい【無辺法界】
仏語。広大無辺で無尽の諸法を包含する世界。
む‐ほう【無法】
[名・形動] 1 法のないこと。法律があっても守られないこと。また、そのさま。「敗戦後の—な混乱状態」「—地帯」 2 道理にはずれていること。乱暴なこと。また、そのさま。「—な要求」
むほうこうせい‐こうばん【無方向性鋼板】
⇒無方向性電磁鋼板
むほうこうせい‐でんじこうばん【無方向性電磁鋼板】
特定の方向に磁化しないよう、結晶軸の方向を無秩序にした電磁鋼板。磁気特性が方向に依存せず、モーターの鉄芯などに用いられる。無方向性鋼板。
む‐ほうしゅう【無報酬】
報酬のないこと。報酬を受けないこと。「—で働く」
むほう‐とう【無縫塔】
⇒卵塔(らんとう)
むほう‐の‐ほう【無法の法】
《「伝灯録」から》特に法規を設けなくても、自然の中に法則が備わっているということ。