めい‐はんのう【明反応】
光合成のうち、光に依存して進行する過程。葉緑体中で、葉緑素の吸収した光エネルギーを用い、ATP(アデノシン三燐酸(りんさん))の生成、水分子の分解に伴う還元型化合物および酸素の発生が行われる反応...
メトラウイ【Métlaoui】
チュニジア南部の山岳オアシスの町。19世紀末より燐鉱石を産する。鉄道、道路の交通の要地。荒々しい景観美で知られるセルジャ渓谷を走る、観光列車の起点。
モナザイト【monazite】
セリウム・ランタン・イットリウム・トリウムなどを含む燐酸塩(りんさんえん)鉱物。柱状結晶または塊状。単斜晶系。色は黄褐・赤褐色などで半透明。花崗岩(かこうがん)・片麻岩(へんまがん)や砂鉱床から...
モロッコ【Morocco】
アフリカ北西部の国。正称、モロッコ王国。大西洋および地中海に面し、アトラス山脈が走る。首都ラバト。燐(りん)鉱石の世界的な産地。8世紀以来イスラム王朝が続き、1912年にはフランス・スペインの保...
モース‐の‐こうどけい【モースの硬度計】
ドイツの鉱物学者モース(F.Mohs[1773〜1839])が、鉱物の硬度(モース硬さ)を示すために選んだ10種の標準鉱物。これで試料鉱物の表面を順次ひっかき、硬度を決める。 [補説]硬度と標準...
ゆうきりん‐ざい【有機燐剤】
燐を含む有機化合物で、農薬・殺虫剤などに用いられるもの。パラチオンなど。人畜に対する毒性が強い。
ようせい‐りんぴ【溶成燐肥/熔成燐肥】
燐灰石(りんかいせき)に珪酸マグネシウム鉱を混ぜて加熱・溶融し、冷却してできる燐酸肥料。塩基性で、酸性土壌・老化水田に用いる。広くは、溶融方式によって作られる燐酸肥料をいう。
らん‐てっこう【藍鉄鉱】
鉄の含水燐酸塩(りんさんえん)鉱物。単斜晶系に属し、柱状・板状の結晶、または土状・球状で産出。無色透明であるが、空気に触れると藍青色に変わる。
りょくえん‐こう【緑鉛鉱】
鉛の塩化物・燐酸塩を主成分とする鉱物。柱状の結晶をなし、六方晶系。緑・黄褐色で樹脂光沢がある。鉛鉱床の酸化帯に二次的に生じる。
りん【燐】
窒素族元素の一。黄燐(白燐)・紫燐(しりん)・黒燐・赤燐などの同素体がある。黄燐は蝋(ろう)状の固体で毒性が強く、空気中に置くと自然発火し、燐光を発する。天然には単体として存在せず、燐酸塩などと...