ちちがきえた【父が消えた】
尾辻克彦の短編小説。父親の死をテーマにした作品。昭和55年(1980)発表。同年、第84回芥川賞受賞。
ちち‐ぎみ【父君】
父を敬っていう語。父上。「—にもよろしくお伝え下さい」⇔母君。
ちちこ‐ぐさ【父子草】
キク科の多年草。山野に生え、高さ15〜30センチ。葉は細く、葉の裏面や茎に白い綿毛が密生。春、茶褐色の花を密につける。果実にも白い冠毛がある。名は、似ているハハコグサに対してつけたもの。《季 春》
ちち‐ご【父御】
他人の父を敬っていう語。尊父。ててご。⇔母御(ははご)。
ちち‐じま【父島】
東京都、小笠原諸島の中心をなす島。二見港がある。父島列島を形成する島の一つ。面積約24平方キロメートル。
ちちじま‐れっとう【父島列島】
小笠原諸島中部の列島。父島のほか、孫島・弟島・兄島・東島・南島などからなる。平成23年(2011)「小笠原諸島」の名で世界遺産(自然遺産)に登録された。
ちちじゃ‐ひと【父者人】
《父である人の意。「者」は当て字》父を敬っていう語。
父(ちち)父(ちち)たれば子(こ)も子(こ)たり
《「論語」顔淵から》父が父としての道を尽くせば、子もまた子としての道を尽くす。
ちちとこ【父と子】
《原題、(ロシア)Ottsï i deti》ツルゲーネフの長編小説。1862年刊。ニヒリストのバザーロフを主人公に、古い道徳・習慣・信仰に生きる父の旧世代と、それらを否定する子の新世代との思想的...
ちちとこのほのお【父と子の炎】
小林久三の長編小説。昭和56年(1981)刊。同年の第8回角川小説賞受賞。