じ‐じょ【爾汝】
《「爾」も「汝」も、なんじの意》相手を、「おまえ」「きさま」のように遠慮なく呼び合うこと。「参謀本部に長たる某将軍とは—の間なる舅中将の話なりき」〈蘆花・不如帰〉
じじょ‐の‐まじわり【爾汝の交わり】
互いに「きさま」「おまえ」などと呼び合えるほどの親密な交わり。
じ‐よ【自余/爾余】
このほか。そのほか。「—の問題は省く」
じ‐らい【爾来】
[副]それからのち。それ以来。「—友好関係を保っている」
な‐んじ【汝/爾】
[代]《「なむち」の音変化》二人称の人代名詞。多く、対等またはそれ以下の人に用いられる。「—コレヲワキマエタカ」〈天草本伊曽保・イソポが生涯〉
にれい‐さん【爾霊山】
二百三高地(にひゃくさんこうち)のこと。日露戦争時に乃木希典が命名。