うん‐じ【云爾】
漢文で、文章の終わりに用いて、これにほかならない、という意味を表す語。元来、助辞として用いられ、訓読の際には、「しかいう」「のみ」と読む。
おれ【爾/儞】
[代]二人称の人代名詞。相手を卑しめていう。貴様。おのれ。「虜(いやし)き爾(やっこ)が造れる屋には、—自ら居(いりゐ)よ」〈三条本神武紀〉
カシュガル【Kashgar】
中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区西部のオアシス都市。天山南路最西部にあり、交通の要地。漢代には疎勒(そろく)とよばれた。 [補説]「喀什噶爾」とも書く。
かん‐じ【莞爾】
[ト・タル][文][形動タリ]にっこりと笑うさま。ほほえむさま。「—として笑う」
さい‐じ【蕞爾】
[ト・タル][文][形動タリ]非常に小さいさま。「宮は—たる小市論ずるに足らねど」〈露伴・風流魔〉
し‐か【然/爾】
《指示代名詞「し」+接尾語「か」から》 [副]そのように。さように。「あいなかりける心くらべどもかな、我は—隔つる心もなかりき」〈源・夕顔〉 「生あるもの、死の近き事を知らざる事、牛、既に—な...
しゅん‐じ【蠢爾】
[ト・タル][文][形動タリ]小さな虫がうごめくさま。転じて、取るに足りない者たちがうようよと集まり騒ぐさま。「実に—たる野獣の域を脱却し」〈秋水・社会主義神髄〉
じ【爾】
[人名用漢字] [音]ジ(漢) ニ(呉) [訓]なんじ それ その 1 なんじ。「爾汝(じじょ)」 2 それ。その。「爾後・爾余・爾来」 3 状態を示す助字。「莞爾(かんじ)・卒爾・徒爾」 [名...
じねん‐ほうに【自然法爾】
仏語。 1 もののありのままの姿が真理にのっとっていること。 2 浄土真宗で、阿弥陀仏の本願のはからいの中に包まれていること。
ジュンガル【Jungar】
モンゴル民族の一派オイラートの一部族。17〜18世紀に栄え、天山南路・天山北路一帯を支配したが、1758年、清に滅ぼされた。準部。ジュンガル部。ズンガル。 [補説]「準噶爾」とも書く。