あり‐かた【在り方/有り形】
1 ある物事の、当然そうでなければならないような形や状態。物事の、正しい存在のしかた。「会議の—」「福祉の—」 2 現にある、存在のしかた。ありさま。ありがたち。「その消息(あるかたち)及び地形...
あり・く【在り来】
[動カ変]年月を経て現在に至る。その状態で経過してきている。「白妙に雪は降り置きて古(いにしへ)ゆ—・きにければ」〈万・四〇〇三〉
あり‐さま【有(り)様】
1 物事の状態。ありよう。「世の中の—」「事故の—」「こんな—では完成しない」 2 身分。境遇。「数ならぬ—なめれば、必ず人笑へに憂きこと出で来むものぞ」〈源・宿木〉 →様子(ようす)[用法]
あり‐し【在りし】
[連語]《動詞「あり」の連用形+過去の助動詞「き」の連体形》 1 (連体詞的に用いる) ㋐以前の。昔の。「—よき日」 ㋑亡くなった。生前の。「—妻のおもかげ」 2 過ぎ去った事柄や時。以前の状態...
あり‐は・つ【在り果つ】
[動タ下二] 1 いつまでも生きながらえる。「つひにはかくても—・つまじきを」〈浜松・四〉 2 同じ状態を最後まで続ける。「心清くも—・つべき」〈源・藤袴〉
あり・ふ【在り経】
[動ハ下二]生きて年月を送る。ある状態で月日を過ごす。「ことさわがしき心地して—・ふる中に」〈かげろふ・中〉
あり‐よう【有り様】
1 物事の状態。ようす。ありさま。「世の中の—に疑問を感じる」 2 ありのままの姿。実情。ありてい。「事の—を申し上げましょう」 3 あるべきわけ。あるわけ。「うまい解決策なんて—がない」
あり‐わた・る【在り渡る】
[動ラ四]ある状態のままでいつづける。「解き衣の恋ひ乱れつつ浮き砂(まさご)生きても我(あれ)は—・るかも」〈万・二五〇四〉
あ‐りんかいすい【亜臨界水】
水を臨界点以下のセ氏374度、218気圧より低く、セ氏100度、1気圧以上にした状態。超臨界水に比べて酸化力が弱い。たんぱく質やセルロースなどをアミノ酸に分解するほか、比誘電率が低く油と容易に混...
あ・る【有る/在る】
[動ラ五][文]あ・り[ラ変] 1 事物が存在する。「庭には池が—・る」「重大な欠陥が—・る」 2 その場所に存在する。位置する。「本社は東京に—・る」「沖ノ鳥島は日本最南端に—・る」 3 ...