けん【犬】
[音]ケン(呉)(漢) [訓]いぬ [学習漢字]1年 〈ケン〉 1 イヌ。「犬猿・犬歯/愛犬・闘犬・番犬・名犬・猛犬・野犬・猟犬・老犬」 2 つまらぬもののたとえ。「犬馬・犬羊」
〈いぬ〉「...
狡兎(こうと)死(し)して走狗(そうく)烹(に)らる
《「史記」越王勾践世家から》うさぎが死ぬと、猟犬も不要になり煮て食われる。敵国が滅びたあとは、軍事に尽くした功臣も不要とされて殺されることのたとえ。
ゴールデン‐レトリバー【golden retriever】
英国原産の猟犬。毛は長く、金茶色かクリーム色。優秀な回収犬(ハンターの撃ち落とした獲物を回収する犬)であるが、性質が良く、盲導犬や麻薬探知犬としても活躍する。雄では体高約57センチ。
しば‐いぬ【柴犬】
日本犬の一品種。小形で、毛色は褐色のものが多い。本来はキツネ・アナグマ用の猟犬だが、家庭犬としても重用される。しばけん。
せっちゅうのかりうど【雪中の狩人】
《原題、(オランダ)Jagers in de sneeuw》ブリューゲルの絵画。板に油彩。縦117センチ、横162センチ。雪に覆われた集落と凍りついた池の上でスケートを楽しむ村人を背景に、猟犬を...
ダックスフント【(ドイツ)Dachshund】
犬の一品種。ドイツの原産。胴が長く四肢が短い。元来はアナグマ猟の猟犬。
テリア【terrier】
《「テリヤ」とも》犬の一群の品種。地面を掘ってアナグマなどを追い出すのに用いる猟犬。現在は主として愛玩用。英国の原産のものが多い。スコッチテリア・エアデールテリアなど。
とう‐けん【唐犬】
1 江戸初期に渡来した舶来犬の一種。大形で、主に猟犬として大名に飼われた。オランダ犬。 2 「唐犬額(びたい)」の略。
にほん‐けん【日本犬】
日本で古くから飼われてきた犬。口先がとがり、耳はとがって直立し、尾は上に巻き上がっている。主に猟犬として改良され、大形の秋田犬、中形の紀州犬・甲斐犬、小形の柴犬などがある。にほんいぬ。
ハウンド‐トゥース【hound's tooth】
《猟犬の歯の意》千鳥格子のこと。柄(がら)が、犬の歯が並んでいるように見えるところからの名。