あい‐だ・る
[動ラ下二]甘える。「いと若やかになまめき、—・れて物し給ひし」〈源・柏木〉
あまえ‐いた・し【甘え甚し】
[形ク]甘えすぎて、気恥ずかしい。「今は—・くて、まかり帰らむことも難かるべきここちしける」〈かげろふ・中〉
あまえっ‐こ【甘えっ子】
何かというと親や身近の人に甘える子供。甘えん坊。
あまえん‐ぼう【甘えん坊】
よく甘える子供。また、他人に甘える気持ちの強い人。甘ったれ。あまえんぼ。
あまっ‐たる・い【甘ったるい】
[形] 1 味や香りが度を超して甘い。嫌になるほど甘い。「—・いケーキ」 2 声や態度が、ひどく甘えていると感じられる。「—・い声でささやきかける」 3 性格や考え方がしっかりしていない。「そん...
あまっ‐たれ【甘ったれ】
[名・形動]ひどく甘えること。また、そのさまや、その人。「—な駄々っ子」
あまっ‐た・れる【甘ったれる】
[動ラ下一]かわいがってもらおうとして、ひどく甘える。また、自立心がなく、他人に頼る。「甘える」のよくない面を強調した言い方。「—・れた声」「—・れた気持ち」
御言葉(おことば)に甘(あま)・える
⇒言葉に甘える
お‐とっ‐ちゃん【御父ちゃん】
《「おととさま」の音変化》子供が甘えをこめて父親を呼ぶ語。
負(お)んぶに抱(だ)っこ
何から何まで人の世話になること。他人の好意に甘えて頼り切ること。「親に—の状態」