かん‐らん【甘藍】
1 キャベツの別名。《季 夏》 2 ハボタンの別名。
かん‐ろ【甘露】
[名] 1 中国古来の伝説で、天子が仁政を施すと、天が感じて降らすという甘い露。 2 《(梵)amṛtaの訳。不死・天酒の意》天上の神々の飲む、忉利天(とうりてん)にある甘い霊液。不死を得ると...
かんろ‐しゅ【甘露酒】
濃厚で甘みに富む酒の一種。麹(こうじ)を多く、水を少なく仕込んで醸造したもの。
かんろ‐しょうゆ【甘露醤油】
塩水の代わりに濃い口醤油を使って仕込んだ醤油。味は濃厚で、刺身などに向く。再仕込み醤油。
かんろ‐すい【甘露水】
1 砂糖を溶かして煮てからさました水。 2 おいしい水のたとえ。
かんろ‐に【甘露煮】
ハゼ・フナなどの小魚を甘辛く煮つめた食品。ふつう白焼きにしてから中火で骨まで軟らかくなるまで煮込む。
かんろ‐ばい【甘露梅】
1 青梅をシソの葉でくるみ、砂糖漬けにした菓子。江戸の新吉原の名物。 2 練り餡(あん)をくるんだ淡紅色の求肥(ぎゅうひ)を、梅酢に漬けたシソの葉で包んだ菓子。神奈川県小田原の名物。
かんろ‐りやく【甘露利益】
仏語。一乗の教えの恵みを、甘露にたとえていう語。
さつま‐いも【薩摩芋/甘藷】
ヒルガオ科の蔓性(つるせい)の多年草。地をはう茎の節から根が伸び、地中に大きい塊根をつくる。夏、アサガオに似た小花を開く。塊根を、食用のほかでんぷん・アルコールの原料にする。熱帯アメリカの原産で...
たまな‐やが【甘藍夜蛾】
ヤガ科の昆虫。翅(はね)は開張約5センチで、黒色や暗褐色の紋がある。幼虫は根切り虫といわれ、農作物の大害虫。