うま・し【旨し/甘し/美し】
[形シク]満ち足りていて美しい、すばらしいと賛美する気持ちを表す。よい。すばらしい。「なんでふ心地すれば、かく物を思ひたるさまにて月を見給ふぞ、—・しき世に」〈竹取〉
[形ク]「うまい」の文...
うま‐に【旨煮/甘煮】
肉や野菜類を砂糖・酒・醤油・みりんなどで濃いめの味に煮あげたもの。
かん【甘】
[常用漢字] [音]カン(呉)(漢) [訓]あまい あまえる あまやかす うまい あまんずる 〈カン〉 1 味があまい。「甘味」 2 おいしい。うまい。「甘美・甘露」 3 満足する。気に入る。...
かん‐う【甘雨】
ほどよいときに降って草木を潤し育てる雨。慈雨。
かんうていそうしょ【甘雨亭叢書】
江戸後期の叢書。5集・別集(全56冊)。安中(あんなか)藩主板倉勝明(号、甘雨亭)編。弘化2年〜安政3年(1845〜1856)刊。室鳩巣(むろきゅうそう)・伊藤仁斎・貝原益軒らの近世文人34人の...
かんき【甘輝】
浄瑠璃「国性爺合戦(こくせんやかっせん)」中の人物。国性爺和藤内(わとうない)の姉の錦祥女(きんしょうじょ)の夫。韃靼(だったん)国の将軍だったが、和藤内の明朝再興を助ける。
かん‐く【甘苦】
1 あまいことと、にがいこと。 2 楽しいことと、苦しいこと。苦楽。「—を共にする」
かん‐ぐう【甘遇】
相手の気に入るように待遇すること。「豊臣氏は…—優待して以て一時を苟且(こうしょ)せしのみ」〈田口・日本開化小史〉
かん‐げん【甘言】
人の気に入るような口先だけのうまい言葉。甘辞。「—につられる」「—を弄(ろう)する」
かん‐こう【甘汞】
塩化水銀(Ⅰ)の通称。