ふ‐のう【不能】
[名・形動] 1 できないこと。また、そのさま。不可能。「解決が—な問題」「再起—」 2 能力・才能のないこと。また、そのさま。無能。「大臣の能—を疑うじゃなし」〈魯庵・社会百面相〉 3 性的能...
ほうほうてき‐かいぎ【方法的懐疑】
確固不動の真理に達するためにデカルトが用いた方法。偏見や謬見(びゅうけん)、あるいは真実らしく見えるが不確実なものなどをすべて疑うに足るものとして排し、この徹底した懐疑を通して「我思う、故に我在...
ま‐の‐あたり
《「目の辺り」の意か。「目の当たり」とも書く》 [名] 1 目のすぐ前。眼前。「災害のあとを—に見る」 2 疑う余地のない事がら。事実。「地獄極楽破滅せんは—なるに」〈根無草・一〉 [副] ...
めい‐はく【明白】
[名・形動]《古くは「めいばく」とも》 1 あきらかで疑う余地のないこと。また、そのさま。「—な証拠」 2 ⇒明晰(めいせき)2 [派生]めいはくさ[名]
もう‐とう【毛頭】
[副](あとに打消しの語を伴って)毛の先ほども。少しも。「疑う気持ちは—ない」 [補説]ふつう、気持ちや意思が無いことについて言い、「月末で金が毛頭ない」のようには言わない。
もと【本/元】
[名] 1 物事の起こり。始まり。「事件の—をさぐる」「うわさの—をただす」 2 (「基」とも書く)物事の根本をなすところ。基本。「生活の—を正す」「悪の—を断つ」 3 (「基」とも書く)基礎...
我(われ)思(おも)う故(ゆえ)に我(われ)在(あ)り
《(ラテン)Cogito, ergo sum》フランスの哲学者デカルトの言葉。すべての意識内容は疑いえても、意識そのもの、意識する自分の存在は疑うことができない。コギト‐エルゴ‐スム。