癖(くせ)にな・る
悪い習慣や前例になる。「夜更かしが—・る」 [補説]近年、「癖になる味」「この楽しさは癖になる」のように、悪いものに限らない用法も広まっている。
くせ・む【癖む】
[動マ四]《「くせ(癖)」の動詞化》 1 心がねじける。ひねくれる。「道心の後にも心大いに—・みつつ、普通の人には似ざりけり」〈延慶本平家・二〉 2 普通とは異なる形にする。風変わりにする。「万...
くせ‐もの【曲者/癖者】
1 盗賊などの怪しい者。「—が忍び込む」 2 ひと癖あって、したたかな人物。「ああみえて彼はなかなかの—だ」「—ぞろい」 3 表面には現れていない何かがありそうで、油断できないこと。「話のうます...
くち‐ぐせ【口癖】
《古くは「くちくせ」とも》癖のようにいつも言うこと。また、その言葉。
くち‐づ・く【口付く】
[動カ四] 1 言い慣れる。口癖になる。「皆人—・きたる物語なれば詳しく書きのぶるに及ばず」〈十訓抄・六〉 2 以前には食べられなかったものが口に慣れて食べられるようになる。〈日葡〉 [動カ...
くち‐づけ【口付け】
[名](スル) 1 接吻(せっぷん)すること。キス。 2 言い慣らすこと。口癖。「朝から晩まで—に、お縁や、だ」〈滑・浮世風呂・三〉 [補説]作品名別項。→くちづけ
くち‐づ・ける【口付ける】
[動カ下一][文]くちづ・く[カ下二] 1 自分の唇を相手の唇・顔・手などに触れる。接吻(せっぷん)する。 2 言い慣らす。口癖に言う。「常のことぐさには…とぞ—・け給ひける」〈十訓抄・六〉
クレプトマニア【kleptomania】
窃盗強迫。病的な窃盗癖。窃盗症。
けいりょう‐ぶんけんがく【計量文献学】
文献本文の癖や特徴を数値化し、文献が書かれた時代や書き手の推定などを行うこと。また、それに関する学問分野。文章(文体)に着目して書き手を推定することは、スタイロメトリー(計量文体学)とも。
けち
[名・形動] 1 (「吝嗇」とも書く)むやみに金品を惜しむこと。また、そういう人や、そのさま。吝嗇(りんしょく)。「何事につけても—な男だ」 2 粗末なこと。価値がないこと。また、そのさま。貧弱...