かた‐はく【片白】
白米と黒麹(くろこうじ)とで醸造した酒。江戸時代に造られた濁り酒の一つで、諸白(もろはく)より品質が劣る。「酒はいいのがあるかの。しかし諸白ではなくて、—にはこまる」〈滑・膝栗毛・五〉
か‐はく【科白】
舞台における俳優のしぐさとせりふ。また、単にせりふのこと。
かめんのこくはく【仮面の告白】
三島由紀夫の小説。同性にしか性的な欲望を抱くことができない「私」が自身の半生を語る自伝的長編。昭和24年(1949)刊行。著者初期の代表作。
かわかみ‐ふはく【川上不白】
[1716〜1807]江戸中期の茶の宗匠。紀伊国新宮の人。表千家の7世如心斎の門人。師命を受け、江戸に千家の茶を広め、その門流は江戸千家とよばれた。
かん‐ぱく【関白】
《「関(あず)かり白(もう)す」の意。近世までは「かんばく」》 1 帝王の政務にあずかって意見を言上すること。 2 成人後の天皇を補佐して政務をつかさどった重職。平安中期藤原基経(ふじわらのもと...
狐(きつね)の子(こ)は頰白(つらじろ)
子が親に似ることのたとえ。
きょうこう‐けいはく【恐惶敬白】
「恐惶謹言」に同じ。
きょ‐はく【挙白】
《「白」は、杯の意》杯をあげて酒を飲むこと。また、他人に酒をすすめること。
きんくろ‐はじろ【金黒羽白】
カモ科の鳥。全長は雄が44センチ、雌が38センチくらい。雄は腹が白いほかは全体に黒色で、頭に冠羽がある。雌は腹が白く、上体は茶色。ユーラシア北部で繁殖し、日本には冬鳥として湖や川・海湾に渡来。《...
きん‐ぱく【謹白】
つつしんで申しのべること。手紙・文書の結びに用いて、相手に敬意を表す語。謹言。→謹啓