すべら‐がみ【皇神】
「すめかみ」に同じ。「たきつ瀬に木綿(ゆふ)かけ祈る—今日のなごしに岩戸あくらん」〈夫木・九〉
すめ【皇】
[接頭]神や天皇に関係ある語に付いて、尊び、褒めたたえる意を表す。すべ。「—神」「—御祖(みおや)」「—孫(みま)」 [補説]「すめら」は、多く天皇に関して用いられるが、「すめ」は、諸神に関して...
すめ‐かみ【皇神】
《「すめがみ」とも》 1 神を敬っていう語。すべかみ。「山科の石田(いはた)の社(もり)の—に幣(ぬさ)取り向けて」〈万・三二三六〉 2 皇室の祖先である神。皇祖の神。すべかみ。「そらみつ大和(...
すめ‐みおや【皇御祖】
天皇の先祖、すなわち歴代の天皇やその母親。また、特に、皇祖の天照大神(あまてらすおおみかみ)のこと。「天豊財重日足姫(あめとよたからいかしひたらしひめ)の天皇を称(まう)して—の尊(みこと)と曰...
すめ‐みこ【皇子】
天皇の子。「—天国排開広庭(あめくにおしはらきひろには)の天皇、群臣に令(のりこ)ちて曰く」〈欽明紀〉
すめ‐みま【皇孫/皇御孫】
1 天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫、すなわち瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)のこと。「遂に—天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)を立てて」〈神代紀・下〉 2 天照大神の子孫であ...
すめ‐ら【皇】
[接頭]天皇に関する事柄を表す語に付いて、敬意をこめてほめたたえる意を表す。すべら。「—御軍(みくさ)」
すめら‐みくに【皇御国】
天皇の統治する国。皇国。日本のこと。
すめら‐みこと【皇尊/天皇】
天皇(てんのう)を敬い尊んでいう語。すべらみこと。「天朝(すめらみこと)許し給はず」〈皇極紀〉
み‐こ【御子/皇子/皇女/親王】
1 (御子)神の子。特に、イエス=キリストをさす。 2 天皇の子。皇子・皇女。皇女は「ひめみこ」とも。「玉のをのこ—さへうまれ給ひぬ」〈源・桐壺〉 3 天皇の子で、親王宣下を受けた者。しんのう。...