目(め)が行(ゆ)・く
心が引かれて、視線を向ける。「つい欲しい物に—・く」
め‐きき【目利き】
器物・刀剣・書画などの真偽・良否について鑑定すること。また、その能力があることや、その能力を備えた人。人の才能・性格などを見分けることにもいう。「茶器の—をする」
めきき‐だて【目利き立て】
目利きであることを自慢すること。「商人の慎むべきは…、—、芸自慢」〈浮・新永代蔵〉
めきき‐ちがい【目利き違い】
目利きをしそこなうこと。鑑定ちがい。
め‐きょり【目距離】
⇒アイレリーフ
目(め)霧(き)・る
目がかすむ。目がくもる。「おぼし出づるに目も霧りていみじ」〈源・夕霧〉
め‐ぎ【目木/小蘗】
メギ科の落葉低木。山地に生え、枝に縦に稜(りょう)があり、鋭い刺(とげ)をもつ。葉は小さく倒卵形。4、5月ごろ、小さい黄白色の6弁花が下向きに咲き、晩秋に楕円形の赤くつやのある実を結ぶ。枝葉など...
め‐ぎれ【目切れ】
目方が不足すること。
め‐くぎ【目釘】
刀身が柄(つか)から抜けるのを防ぐため、茎(なかご)の穴と柄の表面の穴とにさし通す釘。竹・銅などを用いる。目貫(めぬき)。
目釘(めくぎ)を湿(しめ)・す
唾(つば)などで目釘をぬらして固定させ、刀を抜く用意をする。「主従刀の—・し、手ぐすね引いて待ちかけ居る」〈浄・忠臣蔵〉