め‐ざ・す【目差す/目指す】
[動サ五(四)] 1 到達・達成の目標とする。「頂上を—・して進む」「年内完成を—・す」 2 目当てとして見る。「—・すとも知らぬ闇ではあり」〈平家・六〉 [可能]めざせる
め‐ざと【目聡/目敏】
[形動ナリ]見つけるのが早いさま。目ざといさま。「いとちひさき塵のありけるを—に見つけて」〈枕・一五一〉
め‐ざと・い【目聡い/目敏い】
[形][文]めざと・し[ク] 1 見つけるのが早い。目が早い。「—・く見つけ出す」 2 目が覚めやすい。「—・くて一晩に何度か起きてしまう」 [派生]めざとさ[名]
め‐ざまし【目覚まし】
《「めさまし」とも》 1 目を覚ますこと。また、目を覚まさせるもの。眠気ざまし。「—に濃いお茶を飲む」 2 目を覚ましたとき子供に与える菓子の類。おめざ。 3 「目覚まし時計」の略。「—を掛け忘れる」
め‐ざまし・い【目覚ましい】
[形][文]めざま・し[シク] 1 目が覚めるほどすばらしい。驚くほどすばらしい。「—・い発展」「—・い活躍」 2 心外であるさま。気にくわない。「心やすくも御覧ぜさせず、悩ましきこゆる、いと—...
めざまし‐ぐさ【目覚まし草】
1 目を覚まさせるもの。「暁(あかとき)の—とこれをだに見つついまして我を偲(しの)はせ」〈万・三〇六一〉 2 タバコのこと。「一服ついでくゆらする—は」〈浄・五枚羽子板〉 3 茶の異称。「我が...
めざまし‐どけい【目覚まし時計】
目を覚まさせるために、指定した時刻になるとベルやブザーが鳴る仕掛けのある時計。 [補説]書名別項。→目醒時計
めざましどけい【目醒時計】
浅見淵の短編小説、また同作を表題作とする小説集。短編小説は昭和9年(1934)、雑誌「浪漫古典」に発表。作品集は昭和12年(1937)刊。
め‐ざま・す【目覚ます】
[動サ五(四)] 1 目覚めるようにする。「からだを揺すって—・す」 2 感情・知覚・本能などを呼び起こす。「野性を—・す」
め‐ざめ【目覚め】
1 眠りから覚めること。「快い—」 2 ひそんでいたものが働きだすこと。「自我の—」 3 本心に立ち返ること。「良心の—」