なおえ‐ばん【直江版】
直江兼続が慶長12年(1607)に刊行した「文選(もんぜん)」のこと。南宋の「五臣注文選」に唐代の「李善注文選」を加えて「六臣注」としたもの。日本で初めて銅活字が用いられたといわれる。
なおき【直木】
姓氏の一。 [補説]「直木」姓の人物直木三十五(なおきさんじゅうご)直木松太郎(なおきまつたろう)
なおきさんじゅうご‐しょう【直木三十五賞】
「直木賞」の正式名称。
なおき‐しょう【直木賞】
直木三十五の業績を記念し、昭和10年(1935)菊池寛の提唱により創設された文学賞。毎年2回、大衆文学の新進・中堅作家に贈られる。第1回の受賞者は川口松太郎。直木三十五賞。→芥川賞
なおきとゆうこのものがたり【直樹とゆう子の物語】
松谷みよ子による児童文学作品のシリーズ名。昭和44年(1969)刊行の「ふたりのイーダ」から平成5年(1993)刊行の「あの世からの火」まで、全5作からなる。原爆、公害、七三一部隊、アウシュビッ...
なおき‐まつたろう【直木松太郎】
[1891〜1947]野球指導者。京都の生まれ。慶大在学中に米国の野球規則を翻訳して出版。また、独自のスコア記録法を確立。慶大監督、東京六大学野球連盟規則委員を務め、野球ルールの基礎を築いた。
なおし【直し】
1 ゆがみや誤りなどを正しくすること。また、こわれたものを、もとどおりにすること。「カメラを—に出す」 2 器物の修理をする職種。また、その人。「錠前—」 3 「直し酒」の略。「—を一杯ごちそう...
なお・し【直し】
[形ク]《「なお(直)」の形容詞化》 1 まっすぐである。ゆがんでいない。「この国は—・く日の出づるかたに向けり」〈景行紀〉 2 素直である。正直である。「—・き誠の心を以ちて」〈続紀・文武〉 ...
なおし‐ざけ【直し酒】
腐りかけた酒や下等な酒を加工して、普通の酒のように直したもの。
なおし‐た・つ【直し立つ】
[動タ下二]もとの地位に戻す。「—・て給ひて御心地すずしく思しける」〈源・澪標〉