しん‐じ【真字】
1 楷書。真書。 2 漢字。まな。
しんじ‐にぶばんきん【真字二分判金】
江戸幕府が文政元年(1818)から鋳造した二分判金。楷書で「文」の字の極印(ごくいん)を打ってある。真字二分金。
ま‐な【真名/真字】
1 《仮名に対して真(まこと)の字の意》漢字。まんな。「俗に稗史(よみほん)と呼ならわせし—まじりの半紙本は」〈逍遥・小説神髄〉 2 漢字の楷書。「草(さう)にも—にも、さまざまめづらしきさまに...
まな‐がき【真名書(き)/真字書(き)】
漢字で書くこと。また、漢字で書いたもの。⇔仮名書き。
まな‐ごよみ【真名暦/真字暦】
漢字で書いた暦。仮名暦に対していう。
まな‐ぶみ【真名文/真字文】
漢字で書きしるした文。漢文。⇔仮名文。
まな‐ぼん【真名本/真字本】
漢字だけで書かれた本。→仮名本
まん‐な【真名/真字】
「まな」の撥音添加。「—のすすみたる程に、仮名はしどけなき文字こそまじるめれ」〈源・梅枝〉