けん‐げ【見解】
ものの見方や考え方。また、真理を見きわめる力。洞察力。「世俗の—には堕ちぬ心の明鏡に照らして彼れ此れ共に愛し」〈露伴・五重塔〉
けん‐しん【見真】
仏語。智慧(ちえ)によって真理を見きわめること。
けん‐じゃ【賢者】
《「けんしゃ」とも》 1 道理に通じたかしこい人。賢人。⇔愚者。 2 仏語。善を行い悪を離れてはいるが、まだ真理を悟るにいたらず、凡夫の段階にとどまっている者。聖者(しょうじゃ)の下の段階。
けん‐とく【見得】
1 仏語。自らの智慧(ちえ)を働かせて真理を悟ること。 2 会得すること。理解すること。「この二つを継ぐものを—すれば」〈都鄙問答・三〉
けん‐どう【見道】
仏道修行を三段階に分けた最初の段階。初めて聖者の仲間に入り、根本真理である四諦(したい)を明らかに理解する位。見諦道。見諦。
けん‐わく【見惑】
《連声(れんじょう)で「けんなく」とも》仏語。仏教の真理について迷いを覚えること。
げん‐もん【玄門】
玄妙な真理に入る門。仏門。
こい【恋】
小池真理子の恋愛小説。学園紛争の時代を背景に、3人の男女の倒錯した愛の世界を描く。平成7年(1995)発表。同年、第114回直木賞受賞。
こう‐えん【広遠/宏遠】
[名・形動]物事の規模が大きく、広く、奥深いこと。考えなどが広く奥深いこと。また、そのさま。「—な真理」「気宇—」
こうたいてき‐ろんしょう【後退的論証】
論理学で、結論からその前提となる理由をさかのぼり、一般的な真理へ到達することによって、その結論が真であることを論証する方法。背進的論証。逆進的論証。分析的論証。→前進的論証