こそ・げる【刮げる】
[動ガ下一][文]こそ・ぐ[ガ下二] 1 物の表面を削る。付着物を削り落とす。「金具の錆(さび)を—・げる」 2 髪やひげをそる。「夫婦は頭—・げて、諸国行脚の身となりぬ」〈浮・万金丹・一〉
こ‐づま【小褄】
着物のつま。
こづま‐からげ【小褄紮げ/小褄絡げ】
婦人が着物の褄を帯の間に挟み、裾を引き上げて動きやすいようにすること。
こぶく‐めん【小服綿】
僧尼の平服に用いた十徳に似ている木綿の綿入れ。また、一般に綿入れの着物。
こぶし‐ぎぬ【小節絹】
節のある玉糸を横糸に用いた平織りの絹織物。着物の裏に使用する。
こ‐もん【小紋】
一面に細かい文様を散らしたもの。また、それを型染めにしたもの。江戸時代には裃(かみしも)に使われたが、のち町家でも羽織・着物などに染められた。
衣(ころも)片敷(かたし)・く
着物の片袖を敷いて寝る。独り寝をする。「さむしろに—・き今宵もや我を待つらむ宇治の橋姫」〈古今・恋四〉
ころも‐で【衣手】
[名]《衣服の手の意から》着物の袖。たもと。多く、和歌に用いる。「妹とありし時はあれども別れては—寒きものにそありける」〈万・三五九一〉
[枕] 1 衣手をひたす意から、「ひたち」にかかる。...
ころも‐の‐くび【衣の領】
着物の襟。「—より針を抜き出で、箱に入れて御弟子(みでし)に還し奉る」〈今昔・四・二五〉
衣(ころも)は骭(かん)に至(いた)り袖(そで)腕(うで)に至(いた)る
《頼山陽「前兵児謡」から》短い着物を着て、すねと腕をまる出しにしている。剛健な気風をいう。