ゲーテはすべてをいった【ゲーテはすべてを言った】
鈴木結生(ゆうい)の小説。令和6年(2024)発表。高名なゲーテ研究者が、自分の知らないゲーテの言葉と出会い、その出典を探るさまを描く。第172回芥川賞受賞。
ことなし・ぶ【事無しぶ】
[動バ上二]何事もないそぶりをする。知らないふりをする。「いみじく心もとなくのみおぼえ給へば、言すくなに—・びて」〈夜の寝覚・四〉
この‐せつ【此の節】
このごろ。最近。当節。「—の人は物の有り難みを知らない」
ごき‐の‐み【御器の実】
《椀の中に入れるものの意》めし。また、生活の種。「草履、雪駄、傘、木履は、つかみ奉公する者の—だが知らないか」〈浄・加増曽我〉
ごしょう‐らく【後生楽】
[名・形動] 1 後生は安楽と思って安心すること。 2 心配事も苦にしないで、のんきなこと。また、そのさまや、そのような人。ののしったり、しかったりするときにもいう。「あの地震を知らないとは—な人だ」
さく‐ご【錯誤】
[名](スル) 1 まちがうこと。まちがい。誤り。「—を犯す」「試行—」「時々強いて—して織り込まれて」〈佐藤春夫・田園の憂鬱〉 2 その人の認識と客観的事実とが一致しないこと。「時代—」 3 ...
ざっ‐そう【雑草】
1 自然に生えるいろいろな草。また、名も知らない雑多な草。 2 農耕地や庭などで、栽培目的の植物以外の草。 3 生命力・生活力が強いことのたとえ。「—のようなしたたかさ」
しった‐か‐ぶり【知ったか振り】
[名](スル)本当は知らないのに、いかにも知っているようなそぶりをすること。また、その人。知ったぶり。「つい—をしてしまう」 [補説]俗に「知ったか」ともいう。また、「知ったか振って解説する」「...
しゃかい‐べんきょう【社会勉強】
1 ある期間、実社会で働いて、その仕組みや動き、他人との関わり方などを学ぶこと。「アルバイトは—にもなる」 2 自分の知らない社会の仕組みや動きを学ぶこと。「銀行マンの—」
娑婆(しゃば)で見(み)た弥三郎(やさぶろう)
知っている人なのに、知らないふりをすること。弥三郎は、弥次郎・弥十郎などともいう。「この世の人とも思はれず、—殿の御礼」〈浮・一代男・七〉