がく‐おん【顎音】
⇒硬口蓋音(こうこうがいおん)
こう‐がい【口蓋】
口の中の上側の壁。前方の約3分の2を硬口蓋、その後方を軟口蓋という。
こうがい‐おん【口蓋音】
音声学で、舌と口蓋で調音される音。前舌面と硬口蓋で調音されるものを硬口蓋音、後舌面と軟口蓋で調音されるものを軟口蓋音という。
こうがい‐か【口蓋化】
音声学の用語。[i]のような前舌の母音あるいはこれに類する[j]に近接する音が同化されて、前舌面が硬口蓋に近づく現象。キ[ki]の舌の位置がカ[ka]よりも前であることや、歴史的にタ行のチが[t...
こうこうがい‐おん【硬口蓋音】
音声学で、前舌面と硬口蓋との間で調音される音。[c][ɟ][ɲ]など。顎音(がくおん)。上顎音。
し
1 五十音図サ行の第2音。硬口蓋の無声摩擦子音[ʃ]と母音[i]とから成る音節。[ʃi] 2 平仮名「し」は「之」の草体から。片仮名「シ」は「之」の草体の変化したもの。 [補説]「し」は、古くは...
じ
「し」の濁音。硬口蓋の有声破擦子音[dʒ]と母音[i]とからなる音節。[dʒi] [補説]清音「し」に対する濁音としては、本来、硬口蓋の有声摩擦子音[ʒ]と母音[i]とからなる音節[ʒi]が相当...
じょうがく‐おん【上顎音】
⇒硬口蓋音(こうこうがいおん)
ぜんぜつ‐ぼいん【前舌母音】
母音の中で、イのように前舌面が硬口蓋に向かって持ち上がるもの。前母音。まえじたぼいん。
そりじた‐おん【反(り)舌音】
《retroflex》舌先を前部硬口蓋よりも後方に向けてそり返らせて調音する言語音。ヒンディー語やスウェーデン語などに認められる。反転音。