しゅく‐べつ【祝別】
カトリック教会で、神への奉仕にあてるために人または物を区別して聖とすること。また、その祈り・儀式。一時的区別であることが聖別と異なる。
しゅく‐ほう【祝砲】
祝意を表すために撃つ空砲。礼砲。⇔弔砲。
しゅく‐ゆう【祝融】
中国古代神話上の帝王。赤帝と号したという。一説に、帝嚳(ていこく)のときの火官。のちに火神。夏をつかさどる神、南方の神、南海の神ともされる。 中国の火星探査機天問1号とともに、2020年...
しゅくゆう‐の‐わざわい【祝融の災い】
火事。火事の災難。
のっ‐と【祝詞】
《「のりと」の音変化》 1 能で、神仏に祝詞(のりと)として捧げる謡。また、その初めに奏する囃子(はやし)。 2 歌舞伎下座音楽の一。神仏に祈祷(きとう)するとき、大鼓・小鼓・能管で奏する。 3...
の‐と【祝詞】
《「のっと(祝詞)」の促音の無表記》「のりと」に同じ。「御舟ごとに—申して、一たびに御はらへする程に」〈宇津保・菊の宴〉
のり‐と【祝詞】
儀式など改まった場面で、神を祭り、また、神に祈るときに神前で唱える古体の言葉。現存する最古のものは「延喜式」所収の27編と、藤原頼長の日記「台記」所収の中臣寿詞(なかとみのよごと)1編。のっと。...
のりとこう【祝詞考】
祝詞の注釈書。3巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和5年(1768)成立。寛政12年(1800)刊。「延喜式」所収の祝詞の学問的研究として最初のもの。
のりと‐ごと【祝詞言】
「のりと」に同じ。「中臣(なかとみ)の太(ふと)—言ひ祓(はら)へ贖(あか)ふ命も誰(た)がために汝(なれ)」〈万・四〇三一〉
のろ【祝女】
南西諸島の各地の集落で、公的祭祀(さいし)をつかさどる世襲終身の女性神職者。宮古列島・八重山列島では「つかさ」という。